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162.目覚める前に〜和也side〜 ページ18
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朝、目覚ましが鳴る前に目が覚めたら、目の前には穏やかな顔で眠る、お姫さまが一人。
ああ、寝顔見んの、何気に初？
そう考えただけで笑いが込み上げてきたけど、そこはグッと我慢して
俺になんて気づきもしないゆかさんの寝顔を一人で堪能
いや、こんな可愛らしく眠る顔を他の誰にも見せたくなんてありませんよ？もちろん。
“海デート”にはならないけど、俺としては海より今のこの時間を与えてくれたこっちのプランの方が有難かったりして。
だって海デートだったらさ、こんなひと組の布団で朝を迎えるとか絶対無かったっしょ？
だったら俺としてはこっちの方が感謝したいくらいですよ、ほんと。
まあ、ゆかさんがなんて言うかはわかんないけど(笑)
セットしたアラーム音がけたたましくなり、止めたのは潤くん。
起きてたけど、わざわざ布団から出たいと思わないし。
俺が布団から出ればおそらくゆかさんは起きちゃう。
貴重な睡眠時間を奪いたくないんだよ。
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作者名：okayuhime | 作成日時：2014年9月14日 18時
