第45話"愛する人" ページ1
魔法界がある世界…いわばこの世界のパラレルワールド。その世界のイギリスに、私達の学校"ホグワーツ魔術学校"は存在する。
私の同級生で友達のハリーポッターは、魔法界で知らない者はいないほど有名でした。
彼と同等に有名だったのは"例のあの人"と呼ばれていた闇の魔法使いヴォルデモート。
彼らの因縁の戦いは数年の休戦の後、再び始まったのです。私が17歳の時、ホグワーツが戦場となり最後の戦いが始まりました。
｢もうすぐ来るかな…｣
この頃の私は、今のような口調よりも砕けた口調でした。今では考えられないほど大きな声で喋り、笑い、悪戯が大好きでしたね…
そしてその横には悪戯仲間の双子がいた。名前はフレッド、ジョージ。
フ｢なーんだルル、お前怖いのか？｣
｢べ、別に怖くなんかないよ！｣
ジ｢出ました〜ルルの意地っ張り…いたたた！悪かったから足どけて！｣
どんな状況でもおちゃらけているのが2人の取り柄だった。そんな2人でも、いつもより緊張気味。
｢これで終わるんだよね…終わったら、また元の日常に戻れるよね？｣
ジ｢そうだな…終わったらとりあえずフィルチに悪戯でも仕掛けようぜ！｣
｢あ！それいい〜！ゲーゲートローチとか、結構シンプルなものでもいいかもね！｣
私達の標的はいつも決まってフィルチだった。これといった理由は特になかったのですが…
ジ｢ふむ…フレッドがヤキモチ妬いちゃうし、俺は周りの確認してくるよ。どーぞごゆっくりー♪｣
｢へ？…あぁ、ごめんってフレッド｣
フ｢…｣ﾑｽｰ
ジョージはこういうところに気が利いてました…最後の一言がいつも余計でしたけど。
｢…フレッド、死んじゃだめだよ。約束だからね？｣
フ｢…わかってる。全て終わったら2人で出掛けよう。だから、そんな顔するなよ｣
今でも覚えてる。胸が張り裂けそうなくらい不安だった。これから起こることがどんなに辛いことなのか。無事でいられるのか。
｢フレッド、好きだよ｣
フ｢今更何言ってるの？｣
｢ううん、言いたかっただけ｣
フ｢変なルルw …俺も好きだよ｣
流れるように自然に影が重なる。フレッドは私の愛する人だった。そして私も、フレッドに愛される人だった。
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あかりんご(プロフ) - とても面白いです！続きが気になります！これからも頑張ってください！ (2018年10月8日 23時) (
レス) id: 8a249ad083 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが気になります^_^ (2017年3月23日 13時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)
魏杏妖遊(プロフ) - 続編おめでとうございます!!無理なさらずに頑張ってください。いつまでも待っていますよ！ (2016年10月21日 22時) (レス) id: ace2d2c526 (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください、応援してます！ (2016年9月29日 19時) (レス) id: 447834dc3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セプト | 作成日時：2016年9月28日 23時
