世界を救った魔女はツナの義理の姉らしい

第4話"お姉さん？" ページ6

ツナside




誰だ。



奈｢ごめんなさいね〜手伝わせちゃって｣


｢いえ、大丈夫ですよ。美味しいお料理を頂きましたし｣



誰だ。



ラ｢ルルー！俺っちと遊べー！！｣


｢今お皿洗ってますから、もう少し待ってくださいね｣



誰なんだ。



｢綱吉さん、どうかしましたか？人の顔をじっと見て…｣


ツ｢いや…あの…｣



誰なんだ！？この綺麗な人は！？


家に帰ってから数時間。京子ちゃんやハルは帰り、家にはいつもの沢田家＋父さんとルルさんがいる。


さっきからルルさんのことが気になってしょうがない。


今俺が知っているのは"ルルビット"という名前と、俺のお姉さんであるという事だけ。…とはいえ、俺は一人っ子のはず。事実、俺はルルさんと会ったのは今日が初めてだ。


本当に、この人は俺のお姉さんなのだろうか…？



リ｢本当だぞ｣


ツ｢！？リボーン！また人の心勝手に読んで…！｣


リ｢ま、俺もあいつが来ることは知らなかったしちょうどいいかもな｣



ちょうど…いい…？何がちょうどいいんだ？ていうか、リボーンとルルさんに接点なんてないのに、知ってるはずないじゃん。


だって、ルルさんは父さんとうちに来たんだから。



リ｢おい、ルル｣


｢？何ですか？｣


リ｢ちょっと話を聞かせてくれ。俺とツナ、そしてママンにな｣


ツ｢え！？ちょ、リボーン！？｣



何もいきなり聞くことないじゃん！今ルルさん皿洗いしてくれてるのに…手伝ってもない俺が言えないけど…



｢言われてみれば、まだ話してませんでしたね…わかりました。これが終わったら話すので、その間家光様を起こしてくれませんか？｣



視線の先は豪快に寝ている父さんの姿。あぁ…こんな親父、本当に京子ちゃんだけには見られたくなかった…！

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