第38話"違う結末" ページ43
ツナside
戦場は静まり返った。アカメは死んだ。皆がこの状況に困惑しているからだろう。
でも俺は、我慢することが出来なくて声を張り上げた。
ツ「どうして…!どうして殺したんだ!!」
「今回の目的はきちんと果たしていますよ。それより少し先に進んだだけです」
ツ「っ!……自分が殺したのに、何も思わないのか!!」
彼女に心なんてないのか、淡々と答えるルルさんに怒りをぶつけた。
ツ「俺は今までの楽しかった日々に戻るために戦ってるんだ…それなのに、こんな結果じゃ…!」
ザ「るせぇドカスが」
答えたのはザンザスだった。そうだよ、ルルさんはザンザスの弟子なんだ。
人一人死んだってなんとも思わなくてもおかしくないよな。
不思議なことにそれ以上は怒る気にもなれなかった。それほど俺がルルさんに絶望したからだろう。
俺達の話が途絶えたところでチェルベッロが話を切り出した。
チ「勝負はつきましたが、沢田ルルビットにはまだやるべき事があります」
「やるべき事?」
チ「月の守護者になるには異能力が使えるという条件があります。そこで、これから初代月の守護者が残した試練を受けてもらいます」
初代月の守護者…その人も異能力を使えたのかな?
チ「試練をクリアできればあなたを月の守護者として認めます。しかし、失敗すればこの代に月の守護者は存在しないものとします」
獄「なっ存在しない!?」
リ「初代以外に月の守護者が存在したことは無い。それはこの試練をクリアできなかったからなんだな」
チ「ルールは簡単です。今から放つ怪物を元の箱に戻してください」
そう言ってチェルベッロは奥から宝箱のような箱を出してきた。
怪物って…一体どんなものなんだ?
「…わかりました。もう始めてかまいませんよ」
チ「それでは、月の守護者の試練開始!!」
開いた箱から大きな黒い何かが出てきた。そして、俺達の心から幸福なんてものは全て消え去った。
ツ「なに…これ……」
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユワ(プロフ) - めっっっっっっっっちゃ面白いです大好きです!!!( 'ω')!続き待ってます('ω') (2016年9月15日 6時) (レス) id: 4c41e79d8b (このIDを非表示/違反報告)
もっきー(プロフ) - 1・2どちらでも歓迎っす!!更新待ってます!! (2016年9月1日 2時) (レス) id: aa6080cbff (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ - 私てきには『2』でルルちゃんの戦いを速く見てみたいです! (2016年8月19日 7時) (レス) id: dc01c2008b (このIDを非表示/違反報告)
カゲロウ - 私の知り合いには両方好きな方いないんですよね〜 楽しみながらが一番です(`∀´)bこれからも期待してますね!お粥さん!! 長文失礼しました! (2016年6月25日 1時) (レス) id: dc01c2008b (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 僕は正直ハリポタはあまり知らないのですが、この作品はとても面白いです!!更新頑張って下さい!!!! (2016年6月20日 22時) (レス) id: f2bd6f6292 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:セプト | 作成日時:2016年3月6日 19時