◆Ｓｔｏｒｙ２３◇ ページ24
・
「では、これより明日の壁外調査の
最後のルート確認を始める」
「「はっ！！」」
何だ。ルート確認か。下らなっ。
ってか、いちいちその敬礼面倒臭いから
止めていただきたい。
「今回も目的は同じで、ウォール・マリア
のシガンシナ区から＿＿＿＿」
私が聞いていても聞いていなくても同じだ。
耳から耳へ話が流れていくだけ。
あー、この状況、教官の説教の時以来だ。
凄い眠気が襲って来る。
辛うじて目を開けているか開けていないかの
境目の状態でボーッとしながら
私は分隊長の話を流して行った。
「＿＿＿＿だ。何か質問は？」
無いので、早くこの会議室から出たいです。
「なお、巨人が襲って来たら
まずは自分の事を考えろ。
そこから巨人を討伐するか考えるんだ」
別に分隊長の意見が嫌いって訳じゃ無いけど、
自分優先は何となく嫌いだ。
人は好まないけど、自分が傷付くよりは
全然マシだと私は考えている。
分隊長の意見に、私は乗らない。
そう考えていた時、入団1年目の
新兵が手をそっと挙げて分隊長に質問をした。
「じ、じゃあ、仲間が死にそうになっていても
“助けない”と言う方針でしょうか……？」
簡単に解釈すると、そう言う事になってしまう。
だから、分隊長等の熟練兵は
そうやって生き延びて来た。それだけの話だ。
「……班が全滅したら損害所じゃ済まない。
私達の班は貴重な人材が揃っている。
全滅すれば大損害だろう。
……単独行動をしているのも居るがな」
そう言って分隊長は私をチラッと
見て来て目が合った。
……わざわざ本人の目の前で
言う事は無いじゃないか。余計なお世話だ。
「質問はこの位か。では、明日に備えよう。
解散してくれ。」
「「はっ！！」」
もう、突っ込む気力も無いわ。
ってか、まだ半日残っているのに
明日に備えるとか、早すぎじゃないか？
……“心の準備”って奴か。
まぁ、私は単独行動でも1年は生き残ったし、
大丈夫だろう。
・
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……例え巨人に食べられても、ね。
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霰粥(プロフ) - 乃亞さん» 私の沢山の作品を見ていただいていたんですね！ありがとうございます！！エルヴィンの小説を書いている方が居て嬉しいです♪お互い、頑張りましょうね(＾∀＾)/ (2015年5月9日 22時) (
レス) id: 39adbe2731 (このIDを非表示/違反報告)
乃亞 - コメントありがとうございます！霧粥さん、更新がんばってください！あと終焉の恋もがんばってください！ (2015年5月9日 14時) (レス) id: 1d02089984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霰粥 | 作者ホームページ：http://エルヴィンの昔のアダ名が眉毛とか苛められてるだろ
作成日時：2015年5月1日 13時
