◆Ｓｔｏｒｙ１４◇ ページ15
・
私は水を飲もうと、食堂に向かった。
食堂は、やはり誰も居なく、いつもの
騒がしさと裏腹に静まりかえっていた。
まぁ、この位の方が落ち着くけど。
もう少し静かな環境に浸っていたくて、
机にへたっと顔をつけて目蓋を閉じる。
ひんやりとした机が何処か気持ちよく感じた。
静かな空間だからこそ、
物音が発てば一瞬でわかる。
だから、食堂に誰かが来たなんて事も一瞬だ。
……また、か。
やはり、来たのは分隊長だった。
運が良いんだか、悪いんだか。
この人とは何かよく会う。望んでもいないのに。
「…………こんばんは。では、私は失礼します」
無愛想な表情で敬礼をして、
自分の部屋に戻ろうと歩き出す。
「あ、待ってくれ」
分隊長に腕を掴まれて、
無理に拒否出来なくなってしまった。
また、顔が熱くなって来る。
「…………はい」
私は諦めて、素直に椅子に腰掛けた。
隣には分隊長が座る。
「……何か、気にくわない事でも有ったのか？
折角扉の前に居たのに、また部屋にこもって。
後、壁外調査まで二日だぞ？
会議もあと一回しかない」
別に、気にくわないからじゃない。
この胸がざわめくのがムカついてただけ。
「……別に、無いです」
ありきたりな返事をしたのに、
分隊長は笑っている。
「ははっ、ぶれないなぁ。
……あ、そうだ。私の話を聞いてくれないか？」
…………分隊長の話？
「……良いですよ」
何の話だろう。……急に。
「私の考えた『長距離索敵陣形』についてだ」
なんじゃそりゃ。初耳だ。
でも、興味は有る。
私は、分隊長の話に耳を傾けた。
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霰粥(プロフ) - 乃亞さん» 私の沢山の作品を見ていただいていたんですね！ありがとうございます！！エルヴィンの小説を書いている方が居て嬉しいです♪お互い、頑張りましょうね(＾∀＾)/ (2015年5月9日 22時) (
レス) id: 39adbe2731 (このIDを非表示/違反報告)
乃亞 - コメントありがとうございます！霧粥さん、更新がんばってください！あと終焉の恋もがんばってください！ (2015年5月9日 14時) (レス) id: 1d02089984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霰粥 | 作者ホームページ：http://エルヴィンの昔のアダ名が眉毛とか苛められてるだろ
作成日時：2015年5月1日 13時
