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「む、らさき、ばら…く」
「「___!」」
__あれ?
頭の中が完全に真っ白になった
待って、今、
彼は何て言ったの?
聞き間違い?
そうだ、そうに決まってる
だって、
口は悪いけど
それは私だけじゃなく、彼の口調なんだって
最近分かった。
お菓子をあげたときの幸せな顔。
照れた時の顔。
そして、
自意識過剰かもしれないけど
最近、私を見て笑ってくれる。
優しく。あったかい。
_ねぇ、私たち
前よりも距離縮まってたよね?
少なくとも”友達”になれてたよね?
じゃあ、なんで___
「___っ」
そんな悲しそうな顔をするの?
ねぇ、違うって言って。
嘘だから、って
じゃないと私___
「ご、めんなさい。…失礼…します!!」
「…っ”__な_ちん!!」
彼が何かを言った。
でも、無我夢中で走っていた私に届かなかった。
というより、今、彼の言葉を聞きたくなかった。
しばらく走ると_
「…っうおっ!!」
「キャ…」
誰かとぶつかった。
その拍子にしりもちをつく私。
すると、目の前ににょきっと手が出てきた。ぶつかった人が手を差し伸べてくれたのだ。
「ありがとうございます」と顔を上げると__
「大丈夫か?立てる?ってあ、お前_」
「あ、荒木先生。どうも…」
ぶつかったのは、体育担当の荒木 雅子先生だった。
かなりの美人でしばし見とれていたが…
「誰かと思えば、この前サッカーで大こけした木下じゃん!」
「…その話はやめてください←」
そう言いげらげらと豪快に笑う先生。嫌な思い出を穿り返されてしまった。
荒木先生は元ヤンらしい。しかも結構理不尽。
美人なのに、つくづくもったいない人だ。
それと_
”バスケ”部の顧問。
荒木先生は笑い終える(結構長かった)と、私の顔をじっと見た。
「悪い悪いw…で?どうした??」
「…え、なに_!」
「泣いてる。何処のどいつに泣かされたんだ??」
そう言い、私の涙を指でふき取る荒木先生。
…え、ちょ。
なんか__イケメンだ←
けど、”バスケ部の紫原 敦くんです”だなんて
口が裂けても言えない。←
返事に困っていると_
「…っ、やっ…と。見つけ、た…」
「…っ!?」
後ろから勢いよく走ってくる音がした
振り返ると__
「キノコさん”も”…かくれんぼ上手だね〜」
「…な、んで__?」
私の一番会いたくない人がいた。
*
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莉弥(プロフ) - これ、なまえ変換きかないんですか?? (2016年3月25日 0時) (携帯から) (レス) id: aa7d841247 (このIDを非表示/違反報告)
水島リツ(プロフ) - ミユウさん» あざます…wコメントわざわざありがとう^^* (2015年5月2日 0時) (レス) id: 1b884eaa7e (このIDを非表示/違反報告)
ミユウ - 二人ともイケメンだし、主人公いい人だし…それに話の展開とかも結構好きだよd( ̄  ̄) (2015年5月1日 23時) (レス) id: f62038dd2e (このIDを非表示/違反報告)
奏*(プロフ) - るーしーさん» はいいっ!!頑張ります!頑張らせていただきまっすwwコメントThank you (2014年8月28日 16時) (レス) id: 1b884eaa7e (このIDを非表示/違反報告)
るーしー(プロフ) - 楓ちゃんがたまに今吉さんに見えますww 完結まで読ませていただきます!頑張ってください! (2014年8月28日 14時) (レス) id: 4558271b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水島リツ | 作成日時:2014年7月1日 20時