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「さて、この冷蔵庫の中身で何を作るかが問題だ」
私、A・エレンベッカーは今世紀最大に悩んでいた。
恐らくもう一生悩まないほどこの時悩んでいた。
私の前に見えるは冷蔵庫から取り出した、あの子達が食べられそうな品々(庶民食)。
まずね、王族とかその他の偉い子供がいる時点で、果たして庶民食を食べさせてもいいのかという点と....
食材が食材だった。
ちくわ、豆腐、はんぺん、キャベツ、つくね、鶏肉、にんじん、きのこ、もやし....。
なんてことだ。肉が、肉が少ない。
極め付けに残ってるのは冷凍うどんと胡麻豆乳鍋の素だと！？
「こ、これは....これは胡麻豆乳鍋を作るしかないじゃねぇかよォ」
まるで食材を全部使って作れと言っているようなもんじゃないか....。
と、私が腕まくりをしていざ鍋を作ろうと思っていたところ
「A〜！！」
不意に後ろからオルトの声が聞こえた。
だから後ろを見てみたんだけど。
「あれ、レオナさんとラギーはどうしたの？」
オルトの腕の中には可愛らしいレオナさんとラギーが収まっていた。
私が彼らの目線で「どうしたの？」と、もう一度聞くと....
「れおな、おかぁしゃまのてちゅだいしゅりゅ」
「らぎぃもかぁしゃのてちゅだいしゅりゅ！！」
両手をギュッとして上に上げながら、そう宣言するのだ。
「ウチの子、最高か？？ん？？やっぱり天使かな？？でもママではないからな。うん」
王族であるレオナさんも自分自ら手伝いに来るとか、どんだけ偉い子なんだよッッ！！
ラギーもラギーで手伝いに来るし、ウチの子が優秀すぎて辛いッ！！
でもママではないと言っておく。私は、ママじゃない。
「すっかり親バカになったね〜A」
「黙れ私は親バカじゃないッッ。ただマイナスイオンだだ漏れの天使を愛でているだけだッッ」
「それが親バカって言うんだよ」
そう。私は決して親バカではない。愛でているだけで親バカではッッ。
さては、この子たちはそれを分かって私に会いに来ているのか！？
「じゃあ、2人ともおててを洗って、エプロン着て頂戴....えっと、エプロンは....」
「そう言うと思って僕が用意しておいたよ！」
「オルト、ないっすぅ！！んじゃ、2人ともおてて洗おうか。私が抱っこしてあげるし」
「うん！おててありゃう〜！！かぁしゃ、だっこ〜！！」
「れおなも〜！！」
....ウチの子は天使です。
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朱憑（さぶ） - ここは天国なんですか、そうなんですか、そうですね！！！ァァ"ァ"！！！カワイイ〜！！ホントにありがとうございます！！ (2022年12月19日 12時) (
レス) @page26 id: 369ab47d46 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - ここは天国か ・・・・！ (2022年10月2日 1時) (レス) @page10 id: 595a994524 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅 - 続きがもっと見たいです！面白いし、可愛い､､､ (2021年8月12日 7時) (レス) id: 84edd37621 (このIDを非表示/違反報告)
夢姫 - 泣き方がぴえんw (2021年1月11日 14時) (レス) id: 35c1b3ec55 (このIDを非表示/違反報告)
古い掃除機 - かわいい！！！更新頑張ってください そういやぁ、読んでる途中、川が見えたんですけど…「三除の川」でした… ほんま、俺の嫁、リドルかわええなぁ！ (2020年11月4日 23時) (レス) id: 07e1085301 (このIDを非表示/違反報告)
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