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「あららららららら....案の定」
私がみんなをトレイン先生に預け、学園長室をあとにしようとすると、案の定子供たちに泣かれてしまった。
というか、さっきまでトレイン先生に懐いてはしゃいでたのになぜいきなり泣き出すんだろうか。
え、別に私じゃなくてもよくね???
「かぁしゃん、あじゅーりゅのことおいていきゅの?」
アズールは私の足にひっついて涙目で見てるし、
「うッ」
「りどりゅとおべきょ....」
リドルは私があげた(貸した?)教科書をぎゅっと握りしめてこちらを見るし、
「じゃみりゅとのやくしょく....」
「ぐっはッッ!!!!」
ジャミルは今にも泣き出しそうにフードを顔にかけるし、
「むッ!!!!えぴぇりゅははなしゃない!!」
エペルは私のズボンを離さないように奮闘してるし、
「りゅーくもいくいくぅ!!!!」
ルーク先輩も自分も行こうとドアのところに行くし、
「ぼ、ぼくはぁ??」
「しぇべくもいきたい」
「しりゅーばーも!!」
「いであも....」
ついでに他のみんなも私が行くことを拒もうとしてるし....
え、私のこと好きなの??
そんなこと、ないかな。うん。ね。
「ん、ん、ままがいっしょにいてくれないなら、ふろいど、いいこにしなぁい!!!!」
「じぇいども、ふろいどと!!!!あばりぇりゅ!!!」
「れおなも〜!!」
続々とみんな異議を唱え出すし、メンタル弱々の学園長も肩が震えだしたし、トレイン先生の顔も心なしか悲しそうに見えてきたし、これってまさか....
そのうち、子供たちに困惑している私の元へヒールをカツカツと鳴らしながら来て、やがて私の肩をがっしりと
それはもうがっしりと掴んで
グワッと仮面がついた顔を私に近づけた。
「もちろん、子供たちを連れて行ってくれますよね??Aさん」
「おおうっふ」
この学園長相変わらずプライドのプの字もない....。
いや、でもここに関しては私にもちゃんとした意義がある。
「クロウリーさんお言葉ですが、貴方ですよ。私に子供たちを連れてこいと言ったのは」
「うぐッ!!貴方、学園長である私に塩を塗り込むとは良い度胸ですね」
「仕方ないでしょ。私、貴方の無茶ぶりに付き合わされてきたのに全てにおいて無駄だったんですよ??どう責任とってくれるんです???」
「いいから、子供たちを連れて出ていってくださいー!!!!」
____バンッ
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朱憑(さぶ) - ここは天国なんですか、そうなんですか、そうですね!!!ァァ"ァ"!!!カワイイ〜!!ホントにありがとうございます!! (2022年12月19日 12時) (レス) @page26 id: 369ab47d46 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - ここは天国か ・・・・! (2022年10月2日 1時) (レス) @page10 id: 595a994524 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅 - 続きがもっと見たいです!面白いし、可愛い、、、 (2021年8月12日 7時) (レス) id: 84edd37621 (このIDを非表示/違反報告)
夢姫 - 泣き方がぴえんw (2021年1月11日 14時) (レス) id: 35c1b3ec55 (このIDを非表示/違反報告)
古い掃除機 - かわいい!!!更新頑張ってください そういやぁ、読んでる途中、川が見えたんですけど…「三除の川」でした… ほんま、俺の嫁、リドルかわええなぁ! (2020年11月4日 23時) (レス) id: 07e1085301 (このIDを非表示/違反報告)
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