【SLAM DUNK】あなたが見つめる、あの子になりたい。2

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『〜♪〜〜♪』


仙道先輩からデートしようって言われた日からずーっと今日を楽しみにしてた



仙道先輩に言わなかったけど実は今日私の誕生日なのだ
今年は1人かなぁなんて思ってたから、偶然だけど一緒にいれるだけで嬉しい･･



鏡の前であれがいいかなこれがいいかなと服を選ぶこの時間さえも楽しい


悩んだ結果
白のオフショルブラウスに動きやすいようにストレートデニム
ちょっぴりヘソ出しで露出怒られそうだけど、可愛いからこれに決めた
靴は･･ちょっと厚底のサンダル
これ意外と歩きやすいんだよね〜


髪はいつもストレートだけど今日はちょっと巻いていこう




先輩はいつもなぜか時間ギリギリに来てって言うんだけど待たせるのも悪いので早めに着くように家を出た。




駅に着いたけど仙道先輩はまだいないみたい
目立たない訳がない彼を探すのはとっても簡単


･･早く会いたいなぁ






＞＞＞着信 仙道 彰


仙道先輩から電話だ、着いたのかな？
電話に出ると何だか様子が変だった。



『仙道先輩？？今どこですかー？』



仙「あい･･ほんとごめん。今日行けなくなった」



『・・どうかしたんですか？』



仙『奈々美が体調悪くて倒れたんだ、、越野も連絡つかないし、親も仕事っぽくて･･俺がついてないと･･本当ごめん、、」



『そうだったんですね･･
奈々美先輩大丈夫ですか？･･私のことは気にしないでください、ちょっと遅刻しちゃって、まだ駅に着いてないので！奈々美先輩のそばにいてあげてください』



駅のアナウンスが聞こえないように急いで外に出る
仙道先輩はまた連絡すると言って電話を切った。







わかってる
奈々美先輩苦しんでるのに放っておけるわけないもん








"･･俺がついてないと" かぁ・・



それは聞きたくなかったかな..うん



両想いになったことに浮かれたけど
仙道先輩の奈々美先輩への思いはどうなったんだろう･･

･･まだ消えてないのかもしれない


こんなこと考えてもキリがないのに
じわじわとシミのように広がっていく







涙が溢れないよう上を向いてぐっと唇をかみしめた。

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