【SLAM DUNK】あなたが見つめる、あの子になりたい。2

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奈々美も越野もあいの話に驚きを隠せない
全員が黙って話を聞いて



話終わる頃にはあと少しで溢れてしまうくらいいっぱいの涙があいの目にたまっていた



仙「ごめん･･ごめん。そばにいなくてごめん」


事の重大さと申し訳なさ、無事で良かったと安堵し
あいのことを強く抱きしめ涙を優しく拭う
ずっと強張っていたあいもようやく安心した顔になって仙道に笑顔を向ける



あいの笑顔を見て顔が綻ぶ仙道
周りにいた3人もふたりの関係が戻ったことにホッとしたのと同時に


仙道にはあいであいには仙道なんだと感じていた。




ーーー
ーー
ー





仙「あいの飯食いたいな」


『そんなのいつでも作りますよ』



仙『今日うちおいでよ』


『今日ですか？！』




明日は土曜で休みだが一応テスト期間･･
あいは成績も上位で特に問題ないが、万が一仙道が赤点で追試となればバスケにも影響が出る


うーんと即答できずに悩んでいると
仙道が顔を覗き込んできて



仙「なにもしないよ？」


『ｯ//⁈そーゆーことで悩んでるんじゃないですよｯ//』


仙「それじゃ決まりだ」




悩んだけど、まだ一緒にいたい
そう思う気持ちは2人とも同じだった。






途中スーパーに寄って買い物を済ませる





仙「あいの歯ブラシ入れるね」


『え･･？』


何で歯ブラシ？と顔に書いてあるような顔をして仙道を見つめる



仙「え？今日泊まるんじゃないの？」



仙道ももしかして帰るの？とでも言いたそうな顔をする




『着替えとか･･なにもないですし･･』


仙「俺の着ればいいよ。あと他に必要なものは買っていこ」






戸惑うあいとは違い鼻歌を歌いながら上機嫌な仙道



あいはなにもしないとか絶対ちがうじゃん！と心で思いつつ必要なものをカゴに放り込んだ。

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