今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:96,513 hit
小｜中｜大
story106 ページ6
「いつも、自分で淹れてんの？」
「あー、ひとりのときは。でも、普段はかずが淹れてくれるので」
「…え？」
一瞬、耳を疑った。
「あ、かずって、俺の友達です。ここ、そいつと住んでるんですよ」
今は仕事でいないんですけどね、と潤は続けた。
でも、それって…
その、かずって…
「なあ…その、かずって…」
ピリリリリ…ー
俺が口を開いたとき、タイミングよく、潤のスマホが鳴った。
「あ、すみません」
「いや、いいよ、出て」
潤は慌てて電話に出た。
「もしもし？…なんだ、かず？」
「…！」
思わず俺の体が固くなる。
「え？あー…いや、特に要らないよ。うん。…あっ、そうだ。俺の仕事場の先輩が今うちに来てくれてるからさ、なんか、軽く甘いものでも買ってきてくれる？」
…かずって…ニノ、だよな…
「うん、ありがとう。…はーい。ばいばい！」
潤は、電話を切ると、すみません、と笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします (2017年9月14日 17時) (
レス) id: 008d99490d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：潤クル
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2017年9月14日 10時
