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story147 ページ47
「…」
何も言えずにいると、智が、翔ちゃん、と俺を呼んだ。
「ごめんね。でも俺らも、ずっと、潤を見てきて、その上で考えてることなんだ」
「うん…」
「俺も、今、翔ちゃんと潤が付き合うってことは、ちょっと考えられない」
智はそう言うと、俺を見つめた。
「仲良くするのは良いと思う。仕事場が同じなら、尚更。翔ちゃんは潤の記憶の事ももう知ってるし、それだけでも潤のささえになると思うから」
だけど、と智は加える。
「本気で支えて、幸せにする自信がないのなら、潤とまたやり直すのは、違うと思う」
ふたりの意見は本当に正論で、俺には太刀打ちできるものじゃなかった。
それどころか、納得させられてしまった。
それに、何よりも、今の俺自身が、潤を幸せにする自身がないことに、気がついてしまったんだ。
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ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします (2017年9月14日 17時) (
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作者名：潤クル
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2017年9月14日 10時
