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story129 ページ29
“かっこいい”
その一言に反応している自分がいて、やっぱりまだ意識せずにはいられないんだろうなと少し自己嫌悪。
「そう言う松本くんこそ、居ないの？」
「俺？居ませんよ」
潤はそう言って笑った。
「弁当も、毎朝自分で作ってます。かずのぶんも一緒に」
「あ…そうなのか」
「はい。…あ！そうだ！」
潤は自分のご飯をつついていた箸を止めて、いいことを思いついた！という顔をして俺を見てきた。
その顔が可愛くて、思わずまた、どきりとしてしまう。
「な、なに？」
「明日から、弁当作りますよ！」
「え？」
「ふたり分も3人分も対して変わらないですし、寧ろたまに余っちゃうんで。明日から、櫻井さんのぶんまで作りますよ、俺」
「いや！でもそれは悪いし…」
「あ、櫻井さんが良ければ、ですけど」
「まあ…毎日コンビニ弁当なのは飽きるけど…」
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ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします (2017年9月14日 17時) (
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作者名：潤クル
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2017年9月14日 10時
