検索窓
今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:7,014 hit

☆12 ページ12

「ん…、あれ?」


翌朝。

目覚めてとなりを見れば、すでに布団は空っぽ。


「望ー?」



リビングに向かうと望がひとり、ごはんを食べとった。

「あ、おはよう、照史。ごめんな、勝手に道具とか借りてもた。照史も、食べへん?」


「え、なに、作ってくれたん」



「そりゃ泊めてもらったんやし、昨日面倒をかけたこともあるしな」


望はそう言えば、昨日のはごめんな。と、続けた。


「もう謝るんはやめ?俺が勝手に世話焼いたんやろ。気にせんでええねん。でもご飯はもらう」


「なんやねん」

俺の返事に笑う望の笑顔に安心すれば、俺は向き合う形でテーブルに腰掛けた。

「おー、和食やね。いただきます」

「どーぞどーぞ」




望はそう言うと、俺の反応をじーっと見つめとる。

ひとくち食べると、俺は笑みを返した。



「うん、むっちゃ美味い!」

「ほんま?よかった!」

望も俺の返事に満足げに笑えば、再び食事を始める。

「あんなー、照史。俺、諦めへんことにする」



「…え?」

☆13→←☆11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:じゅんくる | 作成日時:2020年8月28日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。