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Story9 ページ10
「そんなん、居らへんし。てか、流星が1番知っとるやろ」
「わからへんよ?お前の知らぬ間に俺にむっちゃ可愛い彼女が出来とるかもしれへんし?」
「出来たん?おめでとー」
「…居らんわ!少しはノれや!」
俺の気のない返事に強めなツッコミをすれば、彼、藤井流星は俺の前の席に座った。
「で、誰なん?」
「誰でもえーやん」
「そないな怪しい相手なん?」
「な、わけ。兄貴だわ」
「え、なんだ、兄ちゃん?意味深ににやけとるから何かと思ったやん。望はほんまに好きやな、兄ちゃんのこと」
「うっさい、普通やわ、普通」
流星は小学校のときからの友達。
こっちの街に越してきて、淳太の家の家族になって。
初めてできた友達が流星やった。
そして、今では高校まで同じとこ行こか、って言っとる。
ここまで仲良い男友達も珍しいんとちゃうかな(笑)
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作者名:じゅんくる | 作者ホームページ:http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時:2020年4月17日 15時