Story25 ページ26
すぐに返事が返ってきた(笑)
『や、取りに来てもらうんは悪いし…』
「俺、持っていくよ」
「え?」
黙って俺らの会話を見ていた望が告げる。
「けど…」
「やから、俺もうガキじゃないねんで。淳太の会社に位行ける」
「…ほんなら、このデータ、持ってってくれるか?」
望の言葉に俺は少し悩むも、このまま寝込んでいて仕事が滞ってもうたらほんまに間に合わんくなりそうやし、せめて寝込んどる間だけでも照史に頼もうかな、と思い、USBメモリを望に渡した。
「ん、任せて。その人に連絡入れとってな?あ、どんな人なん?」
「んー…大きめの、優しそうな人(笑)」
「なんやねんそれ(笑)」
「行けばわかるって。日曜やし、他に人はおらんから」
俺の言葉に頷いて、望は部屋を出ていった。
『今から俺の弟が渡しに行くから、頼んでもええ?よろしくお願いします』
『ほんま?弟くん会いたかってん(笑)楽しみに待っとる!』
ふは、楽しみにか(笑)
それを見て安心すれば、俺はそのまま眠りについた。
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作者名:じゅんくる | 作者ホームページ:http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時:2020年4月17日 15時