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Story18 ページ19
無言で俺の腕引いたままずんずん歩いてけば、車のとこに立ち止まって「開けてや」と、ひとこと。
鍵を開けてやればすぐに乗り込み、どさ、っと助手席に腰おろしてツン、と顔を背けた。
…あ、いじけとる時の望や。
俺がおきひんかったからかな…。
俺もシートベルトをして車を発車させる。
暫くの無言の後、口を開いた。
「…ごめんな、望。朝、起きられへんくて。起こしに来てくれたんとちゃうん？」
「…別に、無理して来なくてもええて言うたやろ？眠ってたし、起こさんかった」
「起こしてよかったんやで？」
「…」
俺の問いかけには無言のまま、尚もご機嫌斜めな望。
…どないしたんや…。
「…あ、それよか、早よ帰って良かったん？まだ打ち上げとかあるんとちゃうんか。それに、さっきの子も…「…何？」
と、いきなり俺の言葉に被せてきて俺を見つめる望。
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作者名：じゅんくる
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2020年4月17日 15時
