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Story15 ページ16
ソロソロとそこへと向かえば、グラウンドで汗を流しながら夢中でボールを追う望の姿。
…あー…あかん、こういう姿も好きやねんな。
めちゃめちゃええ笑顔しとる。むっちゃ楽しそう。
やっぱり俺、望の笑顔がほんまに好きや。
なんて、心の中で思いつつ、その場でじっとその様子を見ていた。
「きゃーー！流星くんかっこいい！」
すると、少し離れた所にいる女の子達から黄色い声が上がった。
今ゴールをした男の子…て、流星やん。
あいつもサッカー部やって望言っとったな。
流星は昔から望とほんまに仲良くしてくれとるから、俺もよう知ってんねん。
整った顔しとるもんなぁ、そりゃファンも居るか(笑)
その女の子たちの様子を微笑ましく思いつつ尚もゲームを見ていると…
「あっ…みた！？今望くん蹴った！！かっこいい…」
…や、そりゃそうや。
うちの“弟”はイケメンやからな、モテるに決まってるし、ファンもおって当たり前。
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作者名：じゅんくる
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2020年4月17日 15時
