四「317話目だ」 ページ5
四宮先輩はキッシュを1口口に入れた。
「…まだまだだな…」
…え
「おしっ。ワイン開けるぞ!」
「持ってきましたぁ!」
アベルさんがいつの間にかワインを用意してた。…まだ二秒位しか経ってないよ!?
「おいバカもっと良いワイン持ってこい」
アベルさんの頭に思いっきりチョップする四宮先輩。
「は、はいっ!!すみません!」
アベルさん、顔が嬉しそうです。
何でですか……
…ごほん。
それにしても、こんだけの料理を作って、足りてない…って─
「幸平」
「お前はこの1週間で必ず必殺料理へ近付ける…」
!!
「この俺の仕事に、最後までついて来れたらだがな…!」
「覚悟はいいか?マドモアゼル幸平」
そんなの、答えは一つに決まっている。
「勿論ですよ……!」
四宮先輩の挑戦的な笑みに、私も決意の笑みを返した。
──
「内装作業ご苦労だった。明日から愈…SHINO'sTOKYOのプレオープンが始まる」
プレオープン…試運転って事かな。確か、知り合いとかを中心に招待して料理を出すんだよね。
「ユキヒラには取り敢えず私のサポートに入ってもらうナ」
「慣れてきたらアベルさんのサポートも兼任してもらうカモ」
おお!まずはリュシさんと一緒か!
「はい!頑張りますっ」
「試運転とはいえ…最終日に報道関係者も来ることになっている。ミスでもすれば噂はあっという間に広がるだろう」
「絶対に成功させなきゃならない…いいな?」
…よしっ。力になれる所はトコトンなろう。
「そして…プレオープンはSHINO'sTOKYOの新メニューを試す目的もあるの」
「最終日にはスタッフ同士でコンペもやるのよ」
…これはチャンスかも。
「あの…そのコンペは私も参加出来たりしますか?」
「勿論だ。例え下っ端だろうと実力のある者の意見を取り入れるのは当然の事だからな」
フランス料理の新メニュー開発…
採用されればスタジエールの実績にもなる。
何より、今まで知らなかった技術をモノにする絶好の機会だ…!
まずはサポートをバッチシこなして私の腕を認めてもらう。それがまず第一段階。
そんでもって新作コンペに参加!!
これが最終日までの目標だね!
─ ─
こんにちは、大二重です。
男性のMonsieur(ムッシュ)というのはよく聞きますが、
女性のMademoiselle(マドモアゼル)はあまり聞かないですよね。
…それだけです((
城「318話目だぜ?」薊「318…さいば……?」→←貴「316話目だよ」
281人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
大二重@受験生(プロフ) - 雪姫さん» なるほど……いいですね!それも美味しいです(*´q`) ヤンデレはギャップ萌えですね!!(( (2017年5月31日 21時) (レス) id: 03a3ee1556 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - ヤンデレ美味しいです。私的には、普段なら見守るタイプの人がタガが外れてヤンデレるのが好きですww (2017年5月31日 21時) (レス) id: 9584fec5a2 (このIDを非表示/違反報告)
大二重@受験生(プロフ) - 雪姫さん» コメント有難うございます!ヽ(;▽;)ノ本当ですか!!雪姫さん同胞です(( ヤンデレ美味しいですよね!w (2017年5月31日 21時) (レス) id: 03a3ee1556 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - ヤンデレ?大好物ですありがとうございます!!楽しみにしてます! (2017年5月31日 20時) (レス) id: 9584fec5a2 (このIDを非表示/違反報告)
大二重@受験生(プロフ) - Akatsukiさん» コメント有難うございます!! 我慢出来ずに告白させてしまいました!(( さぁ…どうなってしまうのでしょうか……(。-∀-)ニヤリ (2017年5月28日 10時) (レス) id: 03a3ee1556 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:大二重@受験生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/meernosedona/
作成日時:2017年5月21日 19時