其の料理人は唐突に 拾参【食戟のソーマ】

え「326話目ですわ」 ページ14

私は、調理を進めながら少し昔の事を思い出した。



四宮先輩のお店にスタジエールに来て、魚料理のレシピを習っていた時。




'ポワレ'が調理法の一つに使われていた。








ポワレは、お父さんから習ったフランス料理の技法の一つ。



幼い頃の私は無知だったから、勿論フランス料理の技法なんて知らなくて、定食屋のワザかと思っていた。


「やっぱ定食屋って奥が深いなー」


そんな事を言って、感銘を受けていた記憶がある。







今ならわかる。


お父さんが積み上げてきた事が──









お父さんは、出会ってきた全ての経験、文化、技術、そして感動を……お父さんが思い描く理想の定食屋としての技にまとめていったんだね。





なら、私が今やるべき事──









今までの私を、ぶち破る───!!!









アベルさん達3人の実食が終わり、残すは私だけだった。



「──お待たせしやした」







「こ、これは!!?」









「ウズラが丸々!!!」


「ド迫力!!んん〜…香ばしい！」







「幸平A…この品は一体どんな…？」







「えっとですね、これ──」









「親子丼なんです」







し〜ん……


場が静まり返った。








「へ!!?」

「は……っ!?」


動揺を隠せないリュシさんとアベルさんが説明を求める。



……あ



「言われてみれば丼に入ってないですもんねコレ。ネーミング悩むなぁ」



「でもまぁ…味わってみて下さい」



言いたい事も覚悟も全部、この一皿にのせた。








「これが…今の私が出せる、最高のフレンチです！」



─ ─

こんにちは、大二重です！



か、過去最高80位……!!!?





ついに100位きったァァ!!!!?





そして…お気に入り登録者数300人突破ァァ!!!






驚いて気絶しそうになりました！

そして、嬉しくてつい阿波踊りを踊ってしまいました!!←(意味不明)




本当に有難うございます…！

これからも、この稚拙な小説をどうぞよろしくお願いします！m(_ _)m

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