伍話 ページ6
それから、数時間がたち
「ふぅ。お風呂気持ちよかった」
私が、タオルで髪をふきながら部屋に入る
「お風呂入りましたよ。杏寿郎さん」
「そうか。今日はもう寝るか」
と言い。彼は布団を敷き始める。
「あ、私も手伝いますよ。」
と、私も布団を手に取る
「ありがとうA」
彼が笑う
「っ///]
かっこいい
「どうした?顔が赤いぞ熱でもあるのか?」
「いえ!違います!お風呂上りなので。」
「そうか!ならよかった。」
他愛のない話をしていたらいつの間にか、
布団を敷き終わってしまった。
「明かり、消すぞ。」
私が布団に入ったところを見計らって彼が言う
「お願いします」
パチッ
「暗いですね。」
私は、昔から暗いのが苦手だった。というか無理だった。
暗いところにいると怖くて怖くて仕方ないのだ
「怖いか?」
私が、少し震えていたら彼が優しく聞いてきた
「はい、少しだけ。私、昔から真っ暗闇は、怖くて。」
彼が悲しそうな目で見てくる
「手を出してくれないか。」
彼が、そうつぶやく
私が手を出すと彼はすぐに手を握ってくれた
「えっ、どうして」
「これで怖くなくなるだろうと思って。でも、これでも怖くなったら言ってくれ。
俺がそばに行ってやるから。」
彼が優しく微笑む
「ありがとう」
私がほほ笑む
それと同時に
ポチャンッ
私の胸の中で
恋に落ちる音がした
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作者名:恋し隊 | 作成日時:2019年11月26日 22時