【文豪ストレイドッグス】太宰の彼女は誰からも愛されているようです 【太宰治】

第6話 ページ9

『虎探しだよ』

中島「……虎探し？」

太宰「近頃、街を荒らしている「人食い虎」だよ。倉庫を荒らしたり畑の作物を食ったり好き放題さ。最近この近くで目撃されたらしいのだけど____」


治がそう言うと、中島くんは音を立てて椅子から落ちてしまった。




中島「ぼ、ぽぼ僕はこれで失礼します」


中島くんが逃げようとしたので国木田くんが捕まえた。

というより、捕獲？

国木田「待て」

中島「む、無理だ！奴__奴に人が敵うわけない！」


国木田「貴様。「人食い虎」を知っているのか？」

中島「あいつは僕を狙っている！殺されかけたんだ！この辺に出たなら早く逃げないと____」


そうか、自分が虎になること分からないからというより、自分が異能力者ということも知らないから….

って！あぁ、国木田くん技決めちゃった……


この様子見られるとさすがに探偵社の評判的なのが……

仕方ないか

『百花桜蘭細雪』

呟くように言うと雪を降らせとりあえずあちらから見えないようにした


そうしてる間に治が国木田止めたようだし…

『国木田くんここ店だからね？』

国木田「すみません」

太宰「流石Aちゃん！」

『はいはい。それで中島くん…何があったか教えてくれるかな？』


理由を聞くと深刻なことが分かった


太宰「そりゃ災難だったね」

国木田「それで小僧。「殺されかけた」と云うのは？」


中島「あの人食い虎__孤児院で畑の大根食ってりゃいいのに、ここまで僕を追いかけてきたんだ！」

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