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34. ページ42

「許せねぇ…絶対に許せねぇ!」

「なんで今井の阿呆にマブイ子が…!」

三橋と2人して今井くんと明美ちゃんについて話すが出てくるのは今井の野郎が許せない、と言うことだけだった。

「なんでそんなに怒ってるのよ…明美ちゃんのこと好きだったの?」

「違う!あのアホ今井に彼女ができることが許せんのじゃ!」

「本当それな!?俺にだって彼女いねーのにヨ!」

「あら、Aちゃん彼女居なかったの?知らなかったワ」

「俺が話す女子は赤坂さんくらいだからさ…」

自分で言うて悲しくなった。
俺はクラスの人間で話すのは佐川くんか伊藤くん、三橋に固定されているし別クラスは赤坂さんだけだ。
…少数精鋭の友人なんだよ!

「よし、三橋!今井くん邪魔しに行こうぜ」

「さんせ〜い!」

「コラコラ辞めなさいって」

「そうよ、折角のデート邪魔してあげないの」

「赤坂さん…くっ」

「Aくんは本当理子ちゃんに弱いな」

呆れながら笑う伊藤くん
そりゃそうだろう。どんな男子も可愛い女の子の言うことは聞きたくなるものだ
…女好き、というわけじゃないヨ

「A惑わされるんじゃねぇ、今井の野郎に彼女できちまうぞ!」

左には辞めなさいという天使、右には邪魔してやろうぜと囁く悪魔

俺は…

「今井の野郎邪魔してやるぜ!!」

「っしゃぁ!!」

悪魔の誘惑に乗ります
そのまま俺たちは来た道を全力で戻った

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作成日時:2019年9月7日 1時

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