37話 ページ38
獅子王サイド
目が覚めると、俺は布団に寝かされていて、主はどこにも居なかった。
仕事してるのかな。主もずっと俺に構ってはいられないだろうし。
部屋から出て、審神者部屋に向かう。
部屋の襖を開け、中を確認するが、主は居ない。
庭には短刀達が遊んでいるが、主が混ざる訳もなく、居ない。
なら、大広間か？
しかし、大広間に来ても、主は居ない。
主、どこ行ったんだ？
すると、縁側から楽しそうな声が聞こえる。
不思議に思って縁側に行くと、主が居た。一期に膝枕をして。
ズキッと胸が張り裂けるくらい痛くなった。
何で、どうして主と一期が……
その時、主が思いもよらない言葉を口にする。
「僕も、一期のこと好きだよ」
主は今まで俺が見たこともない笑顔を浮かべて言った。
一期を見る主の目は、愛しい人を見る目だった。
俺は、主から好きだなんて言われたことが無い。
勿論愛しているとも。なのに、何で一期に言うんだ？
ずっと主に冷たくして傷付けてたくせに。
おまけに膝枕まで……
あれは、俺の特権だった。他の刀剣達は主に冷たいから、俺が主に優しく接すれば主は心を開くと思った。
だから主に膝枕は勿論、接吻や夜伽だって出来たんだ。
……でも、思えばそこに愛なんてものは存在しなかったと思う。
現に、主は一期の傍に居る。
それに、俺は主の真名を知っている。
だったら、危険な俺より一期と一緒に居るのは当たり前だ。
なら、俺には口出しする権利はないのかもしれない。
嫉妬するなんて……可笑しいよな。
俺は静かにその場を去った。
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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません！男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！刀剣男士全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます！ (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)
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