15話 ページ16
綱吉サイド
って、まずくないかこれ！？レイにマフィアであることを知られたくないのに。
リボーンが下手なことを言わないかとヒヤヒヤしているとレイは首を傾げる。
「この赤ん坊、お前の弟？奈々さんと家光さん相変わらずラブラブだな」
どうやらレイはリボーンを俺の弟だと勘違いしたらしい。
違うと否定したいが、まさかこんな赤ん坊がヒットマンなどと言えるわけもなく。
「違うゾ。俺はツナの
(ちょっとーーーー？！)
リボーン！レイはどう見ても一般人なのにそんな事言っていいのかよ！？
「へぇ。小さいのに偉いんだな。じゃあお前がツナを鍛えてくれたのか？」
「ああ、そうだゾ」
レイはなぜか赤ん坊が家庭教師をやっているのに疑念を抱かず受け入れている。
え？俺の感覚が可笑しいの？
「……何でここに」
小さい呟きが聞こえ見やるとランが深刻そうな表情でリボーン達を眺めていた。
「ラン……？」
ランに近寄ろうとするとまたもリボーンの殺気が飛ぶ。
「で？ツナはここで何してんだ？」
答えによっちゃねっちょり指導だなと腹黒く笑うリボーン。
「あっ、悪い。俺がツナに並盛を案内してくれって無理に頼んだんだ。だからツナを責めないでほしい」
「お前並盛出身じゃねーのか？」
リボーンの問いにレイは苦笑いを洩らす。
「俺と連れのランはイタリアから来たんだ。それで幼馴染のツナに再会したってわけ」
レイの話を聞いたリボーンはニヒルな笑みを浮かべた。
嫌な予感がしリボーンを見守っていると口を開く。
「そうか。なら俺が直々にこの町を案内してやるゾ」
「本当に？ありがとうな」
レイは目の前の可愛らしい赤ん坊を全く疑っていない。
教えてやりたい、そいつは世界一の鬼畜スパルタな赤ん坊だと。
「俺は藤原レイ。赤ん坊は？」
「リボーンだ。よろしくな」
ああ、どんどん二人が仲良くなって行く……
でもマフィアってバラされないだけマシ？
うーんと考え込んでいるとランが俺の腕に抱きついて来た。
「わっ、ランどうしたの？」
「……あのリボーンて子、本当に赤ん坊……？」
疑わしげに見るランはリボーンの見た目に騙されなかったらしい。
なんと説明しようかと考えていると。
「ま、いっか。面倒くさいし」
なんともランらしい応えでつい笑ってしまう。
(……まさかな)
リボーンがレイとランの二人を厳しい目付きで見ている事に、俺は気付かなかった。
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ひろミンダー(プロフ) - 輪廻さん» んんっ！？返信遅れてすみません！気付かなくて！コメントありがとうございます！頑張ります！ (2016年12月31日 10時) (
レス) id: 6c85f2ce5e (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - はじめまして、輪廻です。続き楽しみにしてます!! (2016年12月24日 20時) (携帯から) (レス) id: 30b187a32b (このIDを非表示/違反報告)
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