JW設定メモの短編集 (ページ8)

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僕は『普通』だ！！　１－３ページ8

とりあえず自己紹介をした。イケメンさんが藤井流星くん。えくぼが特徴の重岡大毅くん。かわいい笑顔の小瀧望くん。派手な髪色の神山智洋くん。優しい笑顔の濱田崇裕くん。下がり眉が特徴の桐山照史くん。
緑「俺らよう６人でつるんでるから、『WEST』って呼ばれてるんやけど…知らん？」
黄「し、知らない…ごめんなさい…」
橙「あーあー！そんなすぐに謝らんでええから」
みんな悪い人ではなさそうだけど、それでも怖い。僕は、人と関わるのが怖いから。
黄「あ、あの、それで…なんで僕に会いたいなんて言ったん…？僕、ただのぼっちの陰キャやで…？」
昨日、藤井くんにぶつかってしまったときの歓声から、『WEST』が人気者なことは分かる。
そんな人たちに僕が関わったりしたら、きっと僕はただではすまない。そもそも、僕はこの人たちに釣り合わない。
赤「やって他人に興味ない流星が『美人』言うから、どんなもんやと思ってー！！」
橙「そしたらえらいべっぴんさん連れてくるからびっくりしたわー」
重岡くんと桐山くんが続けて言う。この二人は６人の中でも賑やかな方みたい。
青「でも、こいつ眼鏡無い方が百倍綺麗やで」
藤井くんがそう言って、僕の眼鏡をとりあげる。慌てて取り返そうとするけど、無理だった。
青「ほら」
藤井くんが僕を５人の方に向ける。５人が息を呑んだ。
きっと失望された。僕はぎゅっと目を瞑る。
赤「…マジか」
桃「うわぁ…」
緑「…思ってること一緒やんな？せーので言おか」
せーの「「「「「美人すぎひん？」」」」」
黄「へ？」
ぽかんとする僕を尻目に、６人は話し続ける。
青「やんな？！やっぱそうよな？！」
桃「やっばぁ…一目惚れレベルなんやけど…」
黄「え、えっと、あの…」
戸惑う僕に、濱田くんが言った。
紫「単刀直入に言うと、俺らみんな君に惚れてん」
黄「は…はい？」
橙「これからたぶん熱烈にアピールしてくと思うから、覚悟してや」
黄「え、え、ええ〜〜？！」

校内一の人気者、『WEST』。
そんな彼らに気に入られた(惚れられた？)僕。
僕の穏やかなぼっち陰キャ生活は、終わりを告げそうです。