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白い38 ページ18
赤葦side
Aの誕生日から一週間たった。
22日に【ありがとうございます】とメールが来てから何も連絡が来ない。自然消滅か。そう思っていた。
赤葦母「京治。」
赤「なに」
赤葦母「小包来てるよ。」
俺に？
…珍しい。
赤葦母「女の子からのね」
そう言ってニコニコ笑う母。
赤「…なに」
赤葦母「別に？」
…なんなの。
そう思いながら小包を開ける。
入っていた花は。
紫苑の花束。
手紙も同封されていた。
【約束。忘れないでくださいね？】
それだけ書いてあった。
紫苑の花言葉は…
【遠方にいる人を思う】
とか
【君を忘れない】
…だったはず。
よかった。
自然消滅してない。
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