10話 ページ10
夜も更け、くだらない話に花を咲かす私たち。
仕事の愚痴、身内話、休日何をするか…。
宇佐美はどうしても月島さんの話を聞きたがっているようだが、うまいこと尾形が話を逸らしているようにも見えた。
つまみの枝豆を食べながら、杉元があっと何かを思い出した。
杉「そう言えば、新しく派遣の子が入って来たよね」
それも月島さん関連だ杉元。
宇「あぁ、髪がくるくるパーマの子でしょ？僕タイプじゃない」
杉「お前のタイプは聞いてねぇよ。月島さんと話してるの見たけど、知り合いなのかな？仲良さげだったよね」
「…………」
尾「知らん。それより俺はお前の仕事の出来なさの方が気になるがな」
180℃話の腰を折る尾形。
だがいつもの余計な一言で杉元の気に触れてしまう。
おかげで雰囲気は一瞬で険悪…。
杉「あぁ？うるせぇよ尾形。俺は営業と力仕事メインなんだよ。何たって誰かと違って愛想がいいからな」
あ〜…これ喧嘩になるやつだ〜…。
尾「愛想だけが取り柄か？めでたい奴だな」
杉「チッ…大体な」
「はい終わり〜。喧嘩しない喧嘩しない」
せっかくの楽しい飲み会が血塗れパーティになるのはゴメンだ。
私は杉元と尾形の間に入った。
尾形はそっぽを向き、杉元も尾形を睨む。
この二人の仲の悪さには毎回骨が折れる…。
「尾形、私の為に月島さんの話題から遠ざけてくれたのは有難いけど、矛先を杉元に向けないの。
杉元は杉元で短気すぎ。尾形の挑発にいちいち乗らない」
宇「お〜。毎度お馴染み、Aのお母さん説教」
「飲み会は楽しく！喧嘩しない！分かったら返事！」
杉元は犬のようにシュンとし、
杉「ごめんねAちゃん…」
尾形はツンと謝らない。
宇佐美はそれを見てケタケタ笑う。
白石はずっと寝てる。
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もちもち - 読みやすく、とてもキュンキュンしちゃいました… 更新楽しみに待っています…！ (1月31日 20時) (
レス) id: b8226735b7 (このIDを非表示/違反報告)
ペェン☆ - おっふ、、()こんな最高な小説があっていいんですか作者様、、、とてもすこです、、、！！ (1月17日 21時) (レス) @page6 id: 3192a02a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じじ | 作成日時：2022年11月9日 0時
