3話 ページ3
月「…フ、クククッ‥」
「あ、あの…なんで笑うんですか…」
月「いや……っはは！ははは！」
「ちょっと！笑いすぎですよ！」
腹を抱えて笑う月島さん。
その顔もくしゃっとしてて、不覚にも可愛いと思ってしまった。
私はこの人の笑顔が好きなんだな。
なんか、平べったくてシワが寄る感じがパグみたいで可愛い。
月「はぁ〜…そうか、充電か」
「本気にしないでくださいよ、ただの提案なんですから」
月「いや、俺はその案気に入った。ものは試しだ、やってみようか。ただし、これはAが持ちかけた話なんだから、セクハラだとか喚くなよ？」
「え！？ほんとにやるの！？」
月「そのつもりで言ったんじゃなかったのか？」
私の前に腕を広げ、こっちへ来いと目線で送る月島さん。
私は私で男の人に触れるのは久しぶりだから、少し、いやかなり緊張してしまう。
私はじりじりと少しずつ月島フィールドへ足を踏み入れていった。
月島さんは少しワクワクしている様子で、だけど無理に抱き寄せたりはしなかった。
「ええい！ままよ！」
あと数センチのところで、ほぼ体当たりの勢いで月島さんの胸に飛び込んだ。
それでも月島さんの重心はブレず、微動だにしなかった。
なるほど、この人ガチのムキムキだ…。
月「ははっ、小さいな。抱き返していいか？」
「潰さない程度でお願いします」
月「わんちゃん潰せるぞ？」
ヒェ…。
ゴリラかよ……。
月島さんの言葉に心臓が跳ねたのも束の間。
私を抱き返す極太の腕は見た目より優しく、暖かく、包容力が凄まじかった。
なんなら胸も思った以上に柔らかかった。
心臓がキュッと縮こまった気がした。
気付けば5分ほど経っていた。
月島さんは何も言わない。
ただ月島さんの心臓の鼓動と温もりだけが伝わってくる。
「月島さん？」
月「……」
「月島さん…そろそろ他の人出勤してくる…」
月「………」
「…月島さーん！」
月「はっ！悪い、ボーッとしてた」
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もちもち - 読みやすく、とてもキュンキュンしちゃいました… 更新楽しみに待っています…！ (1月31日 20時) (
レス) id: b8226735b7 (このIDを非表示/違反報告)
ペェン☆ - おっふ、、()こんな最高な小説があっていいんですか作者様、、、とてもすこです、、、！！ (1月17日 21時) (レス) @page6 id: 3192a02a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じじ | 作成日時：2022年11月9日 0時
