気紛れ屋

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とある喫茶店に、賑やかなお客がやってきた。褐色の、恐らく男であろう者と、赤毛の、年頃の少女。二人は窓辺の席に座り、外を見て、何か話し乍ら珈琲と紅茶を待つ。

　二人はここの常連、そして、ここ周辺では名の知れた何でも屋『気紛れ屋』を営んでいた。

　『気紛れ屋』とは、猫探しや不貞調査、依頼があれば潜入捜査や殺しまで幅広く対応する何でも屋だ。まあ、何かとぶらぶら歩いていると事件に出くわすようで、依頼がなくても働いてしまい、給料がないと赤毛の少女が嘆いていたが……。

　とは云っても、その『気紛れ屋』ができたのは半年前。二人は、半年前からできたとは思えないほどの成果を上げている。新聞で見かけないことはない程に、ここ半年で急激に有名になったのだ。その理由は、やはり、二人の人間離れした才能だろう。

　──さあ、そんな彼らにこれまた一つ、不可解な出来事と依頼が巻き起こる。
　これは彼らの日常を描いた物語。

────これこれ、そこの貴方、お話一つ、如何です？────

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完全オリジナル作品です！

名前は設定できません！すみません！

更新は溜めてからなのでめっちゃ遅いです

楽しんで行ってください！執筆状態：連載中