検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:54,616 hit

にひゃくごじゅうきゅう。 ページ21

白夜 「ただいまー。」





 本丸の扉を閉める。今は昼餉前で、大体の子が出陣していたり遠征に行っていたり当番だったりと、本丸はどの時間帯よりも静かだ。

 政府で会議があるなんて嘘付いて、近侍に仕事を任せちゃったから、早く審神者部屋行かないと。と、急いで靴を脱ぐ。すると清光が、ダンボールを抱えながら廊下を歩いてきた。





清光 「あれ主、出掛けてたの?」

白夜 「ん? あぁ、政府で会議があってさ。」

清光 「会議なのに近侍連れてってないの?」

白夜 「近侍は連れてきてもこなくても良いって会議だったんだよ、近くのとこだったし、大丈夫かなって。」

清光 「もう、近くだとしても危ないんだから、ちゃんと連れてかないと。何かあってからじゃ遅いんだからね〜。」

白夜 「分かったよ、次からそうする。ありがとな。」





 ん、と満足気に笑って清光は歩いていった。ゴトゴトという音がしていたし、清光は第三部隊の隊長だったから、あのダンボールの中には遠征先で取ってきた資材を入れてるんだろうな。
 遠征完了の報告、聞いてあげれなかった。次はちゃんと時間調整しよう。俺はそんな風に考えて、桑名江が待っているであろう審神者部屋に早歩きで向かった。





 桑名江は、機械を使う仕事は苦手だと話していたのが、「蜻蛉切さまに応援されたから」と俺が頼んでおいたこと以上もの仕事をこなしてくれていた。

 蜻蛉切さまパワー、恐るべし……。









清光 「(近侍の同伴がどっちでも良いなんてそんな会議ある訳ない。主、何を隠してるんだよ……。)」





 なんて、清光が考えている事は知らないで。

にひゃくろくじゅう。→←にひゃくごじゅうはち。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
778人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , 刀剣女士 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 碓氷時雨さん» なんですって?! ごめんなさい即刻直します!!本当にありがとうございます!そしてすいません! (2020年2月8日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 「にひゃくろくじゅうに」の所で清光が清松になってますよ! (2020年2月8日 20時) (レス) id: d4ecd76fec (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます!応援して頂けると本当に力になります!頑張りますね! (2020年1月13日 16時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!!頑張ってください!!!!! (2020年1月13日 10時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます!受験も作品も、若いからこそ出せる熱量で頑張っていきます!今作品でも何卒宜しくお願いしますね! (2020年1月13日 8時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。