【刀剣乱舞】来派のお色気刀剣女士 柒。

にひゃくななじゅうろく。 ページ37

side Saniwa





　本丸の皆が、咲ちゃんの受け入れを許可してくれた。やはり渋々、って感じの子が多かったけれど、「主が信じるなら」と了承してくれるケースが大半で、もう本当泣きそうになった。皆大好き、愛してる。

　そんな感じで、心的には咲ちゃんの受け入れが出来るようになったんだけれど、此処で一つ問題が。
　以前の研修で咲ちゃんが使用していた布団やら机やらを既に廃棄してしまっていて、このままでは咲ちゃんは硬い床の上で眠ることになってしまうのだ。





加州 「女の子を硬い床に寝かせるなんて駄目だから！！」

白夜 「う、うぃっす……」

A 「それから化粧台も。女に生まれたからには、化粧を楽しまなくちゃ損だわ！」

白夜 「へ、へぇ……」

乱 「後はクローゼットとか？」

次郎 「そうさねえ、加湿器とかあっても良いんじゃない？」

白夜 「な、なるほど……？」





　「「「「主/主さま/主さん！！！」」」」





白夜 「す、すぐにポチッて来まーーす！！！！」





　本丸屈指の女士四人(三人男)にずいっと勢いよく迫られた俺は、布団や机、化粧台にクローゼットなどなどを、次々に購入していった。

　サイトを覗いている時も、デザインがどうやら、壁紙とあってないやらなどと言われ続けた。


　やっぱり女子は怖いぜ……とほほ。



　まぁでも、こうも煩く言ってくれるってことは、咲ちゃんが少しでも過ごしやすくなるようにと気を遣ってくれている証拠なんだろう。この子たちなりに、咲ちゃんを歓迎しているんだ。









白夜 「(……その為に使う金なら、何も惜しくは無いかな。)」





加州 「女士会に誘っちゃおーよ」
A 「きっと主さまと良い感じになるわ」
乱 「くっつけよくっつけよ」

次郎 「全くアンタ達ねぇ……アタシもまーぜーてっ！！」





白夜 「おい、おいこら。」

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