ひゃくきゅうじゅうさん。 ページ36
白夜 「Aの本霊は返してもらう。」
咲の腕から私の本霊を取り上げた主さま。主さまはそのまま私の本霊を腰に差すと、咲をギロリと睨みつけた。
その眼力に「ひっ」と声を上げた咲。
けれどもすぐに元に戻り、主さまに詰め寄った。
咲 「ッ、なんでよ、なんでアンタがここにいるのよ……！」
そう、それは私も気になっていたのだ。
この政府の本部内は咲の霊気によって本丸との通信が遮られていた。
主さまはこちらの状況を知ることはできなかった筈……あぁでも、政府の人が教えていたのかもしれない。
……違う、それよりも可笑しい事があるわ。
途中援軍としてきてくれた五振りの刀剣。
あの人たちは本部内に現れたげえとから来たわ。
でも、外から政府本部内にげえとを創り出すことは出来なかったはずなのよね。
本丸と政府本部内をげえとで繋げるには、本部の中から本丸に向けてつくるしかない。
三日月 『俺がそのげえととやらをつくったのだが、何か問題でもあったか？』
そう……、中からつくる分にな何の問題も無いのだ。
主さまの背後にある時空の歪み、もといげえとから姿を現したのは、あの闇堕ちている三日月さんだった。
その意外すぎる人の登場に、私は勿論、咲も意味が分からないといった様子だった。
まだ若干状況を把握できてないみたいだったけど、それでも咲は、三日月さんに駆け寄り、
咲 「アンタ、私を裏切ったのね！！！」
と大声を上げた。
三日月さんは「はて」と首を傾げると、心底不思議そうな声色でこう言った。
三日月 「裏切るも何も、俺は最初からお主の仲間でも何でもなかったぞ？」
言葉を失う咲の前で、三日月さんはふわりと笑った。
すると、三日月さんの周りを纏っていた黒い神気が、みるみるうちに澄んだ美しい神気へと変わっていった。
明石 「この神気、まさか……？！」
私の隣で、国行が「信じられん」と驚愕の声を漏らした。
えぇ……私も全く同じ見解だわ。
まさか、自分の神気をも操作する事が出来るなんてね。
＿＿＿やっぱり、“本霊”は格が違うわ。
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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます！なんとか終われて安心しています！これからも精進して行きますので、何卒宜しくお願いします！ (2019年11月17日 21時) (
レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます…！咲ちゃんの恋が仄めかされてめちゃめちゃニヤニヤしてますwww(お相手は何となく予想してますが、夢主ちゃんだったら面白そうですね)これからも楽しみにしてます！ (2019年11月17日 18時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - これからも応援お願いしますね……むふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 暁さん» むふふふ……どうですかねぇ、おちますかねぇ……うふふふ。 (2019年11月11日 21時) (レス) id: e544de2375 (このIDを非表示/違反報告)
暁 - こうして、見習いちゃんは 恋におちていくんですね！！ 私わかりますよ！作者さん！！ これからも応援してますよっ！ (2019年11月11日 0時) (レス) id: f3a52100c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年9月23日 22時
