弐 ページ14
その翌日、主さまと一緒に本丸の門の前で待っていると、空間に一つ裂け目ができて、そこから大きな黒いカラクリが出てきた。
カラクリが門の前に停まると、後部座席から茅野さんと、昨日いらっしゃった三日月さんが出てきた。
茅野 「おはようございます白夜様、A様。」
白夜 「おはようございます！」
A 「おはようございます、それにしても大きなカラクリですね！」
茅野 「こちらはリムジンという、車の一種でございます。」
A 「くるま……りむじん。」
初めて見るりむじんとやらに少し興奮している私。
その私の横で、主さまが茅野さんに「何もリムジンで来なくても。」と言っていた。話を聞くとこのりむじんとやらは高級なものらしく、滅多に乗れるものじゃないみたい。
それを聞いて更に興味が湧いた私は、りむじんをじいっと見つめながら、「こんな大きなものが動いてるのね。」とちょっと感動した。
三日月 「はっはっは、まるで幼子だな。」
A 「あぅ……。」
三日月 「なに、愛らしい反応と思ったまでよ。気にするな。」
A 「ぁ、あぁあ主さまあぁぁぁ……。」
三日月さんが恥ずかしい台詞をぽんぽんと言うものだから、思わず主さまの背中に隠れてしまった。
(この時Aは気付いていないが、三日月が言った言葉の数々は、普段彼女が短刀や脇差、打刀たちに言っている言葉だったりする。)
白夜は自分の後ろで小動物みたいに縮こまっている普段とは違いすぎる彼女の姿に思わず鼻を抑えた。
茅野 「それではお乗り下さい。」
三日月 「すまんな、少しからかいすぎたか。」
白夜 「Aちゃん、行こうか。」
A 「はい……。」
まだ少し熱を帯びる顔をぱたぱたと仰いで、主さまに続くようにりむじんに乗り込んだ。
りむじんに乗り込む時、乱ちゃんとのお話でたまに出てくる“王子様”のように手を伸ばしてえすこーとしてくれた三日月さんに、くらりと脳が震えた。
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絵里奈(プロフ) - 受験ですか…！大変だと思いますが、頑張ってください！応援してますね！ (2020年3月10日 17時) (
レス) id: fc96f27cb2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 銀さん» 了解致しましたっ！リクエストありがとうございます！ (2020年2月1日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
銀 - またまたリクエスト…続きのお話をお願いしたいです！あの一件で仲良くなった後、戦場にニ振りで出陣して戦う話をお願いします。…あ！続けてのリクエストなので、可能でしたら…という事で！ (2020年2月1日 18時) (レス) id: a528b4582c (このIDを非表示/違反報告)
銀 - 読ませていただきました！山鳥毛さんやっぱ格好良いですね！有難うございます！(´▽｀) (2020年2月1日 18時) (レス) id: a528b4582c (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 裕大@病み中低浮上さん» 了解致しました！リクエストありがとうございます！ (2020年1月24日 18時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士Ａ | 作成日時：2019年12月3日 20時
