【刀剣乱舞】 来派のお色気刀剣女士 番外編 弐。

方言って……良いよね。 ページ23

ある日の本丸。

昼餉後の小一時間ほどある休憩の時間(所謂昼休み)、大広間で乱ちゃん達と雑誌を見ていた私。


ふぁっしょん雑誌なんだけど途中のぺーじにあった特集に、私は目を惹かれた。





A 「ほうげん……」

乱 「？ あぁ、方言か！ 方言って良いよね〜、京都弁とか博多弁とか、超かわいくない？」

A 「私、千代金丸さんとか菜切くんの喋り方好きだな〜。」

乱 「なんくるないさ〜、とか？」





そうそう！ なんて、方言のことで盛り上がっていた私たち。

すると、江の皆さんととらんぷをしていた主さまが現れ、私に言った。





白夜 「Aちゃん！ ちょっと訛ってみて！！」









A 「はい？」









・









A 「な、なんくるないさぁ……。ッ〜〜！ (なんで皆の前で言わなきゃだめなのよぉ……！)」





(((((アッ可愛い)))))







顔に火が集まるのがわかる。

もおぉぉーー！ なんで私は引き受けちゃったのかしら〜！ ばかばかばかばか！



これも、篭手切くんが可愛いのが悪いぃ……！

さっき、主さまの言葉に「はい？」と返した私。その時、主さまの後ろにひょっこりと居た篭手切くんが、





篭手切江 「僕いま、ご当地あいどるというのを研究しているんですが、その地域だけの言葉を話すって、良いなっ！ て思ったんです。

そこで、Aさんに方言を話していただけたら…………と。」





「駄目ですか？」と首を傾げた篭手切くん。




……そう言われたら断れないじゃない！！！

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