【刀剣乱舞】 来派のお色気刀剣女士 番外編。

来派に楽器を演奏してもらった ページ29

白夜 「＿＿＿＿ってことで、お願いできますか？！」



両手を合わせて言う主さま。

主さまからのお願いの内容は、私たち来派で本丸内に流れる音楽、または近侍曲を演奏してほしいというものだった。


この企画(？)は半年に一回ほどらんだむで刀派が選ばれ、その都度演奏会なるものが開かれている白夜本丸のれっきとした行事なのだと。

この本丸行事多いわね、と思った方は私以外にもちらちら居るかしら、ごめんなさいね、小説だから()




明石 「ぇー……自分もやらないかん((蛍丸 「俺やってみたい！」＿＿おぅふ。」

愛染 「俺も俺も！ 楽しそうだし！」

A 「私もやってみたい…………。」




国行にもやって欲しい、という思いを込めて国行を蛍と国俊と一緒にじいっと見る。

すると国行は、「しゃあないなぁ」と軽く笑って、この件を引き受けてくれた。





蛍丸 「あ、でも主さん。俺たち楽器なんて演奏した事ないよ？」

白夜 「それは大丈夫。俺が教えれるし、他にも経験したことのある刀は何人かいるから。」

愛染 「え、主さん教えれんのか？！ すげえ！」

白夜 「まぁね！といっても、刀剣たちに教えるために猛勉強したんだけどね。」




ははは、と頭を掻いて少し照れ臭そうに笑う主さま。

元からできる訳ではないのね、とつっこみたくなったけれど、私たちに教えるために勉強した、とか主さまらしい。と微笑ましくなった。






白夜 「それでね、皆にやって欲しい楽器なんだけど＿＿＿＿」






私たちに与えられた楽器は、どれも触れたことがない代物だった。



練習期間は数ヶ月。

期間の間、私たちは内番や料理、洗濯当番に選ばれないけれど、出陣や遠征、演練は普通にある。


少し時間は限られてしまうけれど、頑張ろう。





私は主さまから渡された ふるうと なるものをきゅっ、と握った。

弐→←伍 注！若干の桃色要素を含みます

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