39話 ページ41
貴『ルルーシュ!?』
ル「まったく...だから大丈夫かと聞いたんだ」
ルルーシュはやれやれといった感じで私とカレンに近づいてきた。ルルーシュのお説教モードを感じっとた私はごにょごにょと言い訳を始める
貴『まさかあんな人だとは思わなくて...その...』
ル「なに?お前知らなかったのか?」
貴『なにを?』
ル「あいつはアンドレアス・ベルナールだろう?性悪の女好きで有名な。しかも家はかなりの名家のはずだ。それもあってかなり好き勝手やっているやつだな。」
貴『そ、そんな人だったんだ...』
てかルルーシュ、そんな一個人の生徒に対して詳しすぎじゃない?もしかしてそんな感じの情報学園全員分持ってるの?いやまさか.........ルルーシュなら有り得るから怖い
カ「そうそう!でね、さっきルルーシュが急に私のところにすっ飛んできて、「頼む!お前の力が必要だ!」とかなんとか言いながら屋上まで引っ張って来させられてさ?見たらAがアンドレアスに迫られてて、もうビックリしたのなんの」
ル「カレン!余計なことまで言わなくていい!」
貴『だからカレンが助けに飛び込んできてくれたんだね...。ルルーシュもカレンも本当に本当にありがとう...』
ル「ふん。礼などいい。それで?アンドレアスのやつに何を言われた」
貴『え...』
ル「さっきから酷い顔をしている。何か言われたんだろう。話せ」
私はぽつりぽつりとさっきの経緯を事細かに2人に話した。告白(?)されたところでカレンが「やっぱりあいつ絞めよう」と燃え滾り、スザクが爆発に巻き込まれたというところで2人とも息を呑み、一気に緊張した面持ちになった
ル「しかし冷静に考えてみろ。何故俺たちが知らないような内容をアンドレアスの親が知っている。いくら名家とはいえそんな情報が漏れることは考えにくい」
貴『でも...でももし万が一...』
ル「わかっている。万が一のことがないとも限らない。そればかりは俺にも知りようのないことだ」
ルルーシュが静かに目を伏せる。これ以上ここでスザクの生死について問答しても無駄という意味だろう。
カレンも黙り込んでしまい、3人無言で教室へ戻った。
スザクの生死がわかったのは、それから4日後の昼下がりのことだった
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作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月1日 2時