【鬼滅の刃】おい待て落ち着け。【○○しないと出られない部屋】 伍巻

冨岡義勇　「股ドンしながら深く接吻しろ」 ページ7

リクエスト。
久々にアニメ見直したんだけど、アレ冬の雪の中とはいえ冨岡色白すぎじゃない？？


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　なんかもう諦観って感じだよね。ハイハイ好きにして下さいー。キスぐらい良いですよー、大丈夫ですよー。でも苦しいのは嫌だから手加減して下さいねー。



「貞操観念大丈夫か」

「この部屋に散々やられといて今更それ言うかオイ」



　まあそれもそうか、と冨岡は頷いた。此処で自分から壁に行こうとしない辺り、私がされる方っていうのが定着してきてるんだよなあ。いや、確かに彼の方が遥かに体力も技量もあるんだけど。……いやでもキスの巧拙なんてめちゃめちゃどうでも良いよな。

　青い瞳に追い立てられるようにして壁に行けば、──何だコイツ色白いな、と思った。

　いや、そりゃあこれでも冨岡とは長く過ごして来た仲だったからそれぐらい知っているけれど、でもこうやってまじまじと人の顔を見つめる機会なんて早々ないだろう。白い、つーか白すぎじゃね？ 何でこんな日焼けしてねえの？ 私お前と同じぐらいの時期に鬼殺始めなかったっけ？


　冨岡はぺたぺたと自分の顔の造形を触る私を訝しげに見た。その手は両方とも既に私の横に突かれていて、現状壁ドンまではされている(お題は股ドンだが)。冨岡は、まあ、あまり早急に事を進めない処が好みだ。何かあれば待ってくれるし、こうやって大した抵抗も見せない。




「綺麗なお顔だねえ」

「お前も十分だと思うが」

「他人と自分の顔って違えだろ」




　否定はしないんだな、と冨岡は口の中だけで呟き──何を当たり前のことを言っているのか──それを包み込むように私に覆い被さった。入り込む舌の感覚に背筋が粟立ち、彼の背中に回した手で隊服を掴む。爪は立ててないからたぶん大丈夫。

　太腿の間に膝を置かれると、自分の体勢が一気に不安定になったような気がするから嫌いだ。ぐっと眉を詰めているのがわかったのか、冨岡はいったん唇を離す。





「気持ちよく、ないか」


「──は、…………はァ！？ バッ、バッカ、おま、はあ！？」





　な、何ちゅーことをその顔で宣いやがるんだコイツ！！


　冨岡は自分がした爆弾発言をわかっていないのか、「──？」と小首を傾げる。いやっ……、いや、お前、それは流石にさあ……。そりゃ気持ちよくないとは言わないけどさあ……。

　開いた扉を指さすと、冨岡はおとなしく体を離した。



「お前、そういうことあんまり言うなよ」

「──？ 何故」

「何故、って……いいから言うなよ」



　何が悲しくて同僚にこんなこと言わねばならんのだ。


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