黒死牟 「異性の好みを語り合え」 ページ6
リクエスト。
頑張った。(白目)
.
無理ゲーにも程があるよな？？
いやだってアレ……アレだよ？(語彙喪失) 鬼だよ？ しかも目ェ六つであの口から異性の好みが飛び出るとか解釈違い過ぎるし、いやなんかオタクの真骨頂みたいなこと言い始めてるけどマジで違くない？ この人が自分の好みを語り出したらそれはもう黒死牟殿では無くないですか？
「何を……百面相……、しているのだ……」
「ひえ」
私(一応次期柱候補と名の上がっている)に一切気取らせず背後を取った黒死牟はそんなことを言った。空気の抜けるような悲鳴と共に飛び退って背中を壁にくっ付ける。ちなみにコレはコイツだからできることで、他の男連中にやったら壁ドンされたり色々されるので要注意。
驚いてその場に取り落としてしまった紙を拾い上げた黒死牟は、──それをまじまじと見つめた後に私を見た。いやそんな目で見られても、私も困るし……。
ダメだ黒死牟と一緒にいると三点リーダーを自然に付ける喋り口調になってしまう。キャラがブレてしまう、私は別に死体人形でもないんだぞ。
「私は……」
あっ喋り始めていくスタイル〜〜〜！？
「…………、何だ」
「アッイエ何でもないです、どうぞどうぞ」
完全にへっぴり腰でへつらう姿を見た黒死牟は変な顔をして(六つも目がある顔に��変��と言うのも些かおかしな気分だが)、おとなしく「好みの異性だろう」と言う。そうですそうですその通り。
黒死牟は特に考えることもなく、「顔良し」と言った。……はーん、やっぱり鬼となっても大体世の中の男が考えることは一緒なんだなと思う。
「それと……、裁縫が上手い…………料理、三味線……、器量良し……子を孕める」
「こをはらめる」
「……？ 何だ……？ 重要だぞ」
黒死牟の口から飛び出るとは思わなかった予想外の単語を、思わずひらがなで復唱する。黒死牟は何を単純なことをとでも言いたげな顔をして此方を見た。いや、つーかアンタの言ってること世の中の大体の男が求めていることでは？ ……如何せん時代が古すぎる気もするけども。
「ならばお前は」と黒死牟パイセン。そりゃあ私は、カッコよくて、私より強くて、鬼殺隊じゃない人だな。
「鬼殺隊じゃない……？ 重要か、それは」
「重要ですよ〜、だって鬼殺隊の人だったら私より先に死んじゃうかもしれないし」
「それでお前より強いとは……。…………いや、やめておく」
「えっ、何」
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なずな - 心臓が1億個ぐらいあってもたりませんでした！！助けてください！！（？） (3月29日 12時) (
レス) @page50 id: f22ade9e4c (このIDを非表示/違反報告)
真白 - とても、面白かったです！ (2023年1月27日 1時) (レス) @page50 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 一気読みしてたら、もう夜になってた⁉ (2023年1月27日 1時) (レス) @page50 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯殿 - 面白い続きが観たい… (2022年12月12日 10時) (レス) @page50 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
nori(プロフ) - 作者様の話好きすぎる…✨一気読みしちゃいました笑今更ですがお疲れ様です！作者様の作品これからいっぱい見てみようと思います！！！ (2022年8月27日 21時) (レス) @page50 id: 415de435f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜の世界
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時：2021年1月9日 17時
