【鬼滅の刃】おい待て落ち着け。【○○しないと出られない部屋】

竈門炭治郎　「抱擁しろ」 ページ35

リクエスト。


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「うん、やろっか」

「えっ!? だ、駄目に決まってるじゃないですかAさん！ 嫁入り前の女の子がそんなこと！」



はあやだもうホントこの子可愛い惚れる……と言えばたむたむは顔を真っ赤にして「な、何言ってるんですか！」と叫んだ。そういうとこだよ。ホント可愛い。

つうかもうこんなお題なら全然楽勝だから……もう今までのは……ね(遠い目)。



「大体私どっかの誰かさんに嫁に入る気ないし」

「ええっ!?」

「当たり前じゃん、こんな鬼殺隊に入った時点でんなの諦めてるわ！ 私がモテる性格じゃねーのは知ってるし」



基本大和撫子がモテるこの時代である、まるで男の子のような口調私が男性に好まれるはずもない。

師範からも「もう少し言葉遣いを直せ」と言われてたぐらいである。あの師範にだよ？


だから別にそういうことは問題無いのよ、と炭治郎に伝えた。まあそもそも何で男の子としか此処に来ないのか気になるけどね！ まあ花の名前っぽい展開になったらそれはそれで困るんだけどね！



「もっ……Aさんが問題無くても、俺が問題あります！！」

「え、どーゆー問題？」



そう返すと間髪入れずに炭治郎は真っ赤になった。ちくしょう可愛いなこいつ！



「え、えと……それは、その………………分かりません、けど」

「じゃあいいじゃん」



私は林檎のような顔をした炭治郎に、えいっと抱き着いた。

炭治郎は一瞬ポカンとして、その後更に顔に熱を集めながら抵抗した。



「は、離して下さいAさんっ!?」

「扉開くまで離さん……あれ開いちゃった。でもいいじゃんか！」



ぬくぬくしてるなあ君ぃ！ と叫べば、「頭のねじ大丈夫ですか!?」と言われた。地味にショック。いや嘘です凄いショック。



「はっ、離して……いい加減にして下さい！」

「がッ」



頭部に強い衝撃。

頭の中で光がスパークする。え、待ってこれな、


ぐらりと視界が揺れた。



「Aさん!? わああAさんー!?」


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