嘴平伊之助 「腕相撲を行え」 ページ45
リクエスト。
.
「おや伊之助君……あれは？ いつもの猪のアレは？」
「ババアが洗うつって取りやがった」
憤慨した様子でそう言った伊之助。ババア、えっ誰？ と一瞬疑問に思ったが、前に炭治郎が話してくれた��ひささん��というお婆さんのことだろうと勝手に解釈。
連想して「伊之助がほわほわするとか言っていたんですが」とかいう爆笑もんな案件を聞かされたことも思い出し、体をくの字に折り曲げた。
ほわほわするとか！！ 何それ！！
可愛すぎか！！！
というかこの子本当顔立ちが整い過ぎて凄い羨ましいんだけど。やめろよその顔見せんなよ。私の顔がよくよく見れば美人じゃないって分かっちまうだろうが。
「ンだよこの部屋……、俺の刀！ 刀が無えぞ！」
「私も同じだよ見ろよ。というか最初にそれ気づけよ！」
叫び返す私に「テメエのせいか!?」と仮にも上司である私に怒鳴る伊之助にそろそろキレそう。
な訳ねえだろうがお前もうちっとぐらい脳味噌働かせろやクソが！！！
「……とにかく腕相撲だ、そこの紙に書いてあることをすんだよ」
「アァ？ そんぐれえ簡単だろ、お前の腕折っても知らねえぞ」
びき、と血管が浮き上がる音が聞こえ、その後に血管が切れる音か堪忍袋の緒が切れる音のどちらかは知らねえがともかくそんな音が聞こえた。
つまりぶち切れたっつうことだ。
「言ったな！？ お前言ったな！？」
「言ったから何だってんだよ！！」
よーしぶちのめしてやる！ 階級
……まあ、とは言っても何処から如何見ても筋肉ムキムキな伊之助に勝てるかと訊かれたら黙秘する。
「よーし行くぞ！！ 折れたって恨みっこなしだからな！！」
肘をしっかりと床につけ、構えた私達。
よーい、と私が言おうとした瞬間。
『Are you ready？』
「アッそういう系!?」
誰かがやってくれんのね!? 後何で英語なのかな!?
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1628人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
廣岡唯 - しのぶさああああああああああああああああああんと蜜璃ちゃんああああああああ (2022年11月30日 9時) (
レス) @page18 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
利音 - 嘘つきピエロさん» 走れメロンだよ (2021年9月22日 15時) (レス) @page28 id: a5ff14c25a (このIDを非表示/違反報告)
玄武 - んん” か”っこ”い”い” (2021年7月3日 22時) (レス) id: be050932d4 (このIDを非表示/違反報告)
嘘つきピエロ - 伊黒さんの「死ぬ気で闘え」の序盤の2文って走れメロスでしょうか……？ (2021年1月21日 15時) (レス) id: f059c2a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
nao0824hito(プロフ) - 不死川さんと冨岡さん私も好きです。 (2021年1月1日 0時) (レス) id: 04378a0bcb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白夜の世界
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時：2019年12月26日 16時
