【鬼滅の刃】おい待て落ち着け。【○○しないと出られない部屋】

・ ページ31

．


「ときと、ひっ、時透君っ、そろそろ、」

「……開いた？」



コクコクと首を縦に振った。それはもう全力で振った。

すると時透君は私の耳から唇を離し、それを片手で拭った。何となくムカついた。


取り敢えず全部を簡潔に纏めると耳が使い物にならなくなった。


何でか説明して欲しいって？ 何で分かんないの？ 耳の機能が時透君により完全にお亡くなりになったんだよ十四の癖にどんだけ上手いんだよクソが。滅茶苦茶耳熱いのもこいつのせいだよ。



「……何、熱？」

「な訳、……ないじゃないですか」



危うく柱に対して暴言を吐きそうになったのを抑えた。

とにかく此処から一刻も早く出たい。恥ずかしすぎて死にたい、違う間違えた。そんなこと思ってない。



「じゃあ早く、こんな処出るよ」

「は、はいっ！」



以降私は完全に時透君が苦手である。何故か。



……彼はそれからというもの、何かにつけて私の耳元で話すようになったからだ。理由は……知らない。

知らないったら知らない。


．


大正コソコソ噂話。


Aがときとー君と会った時彼が好きなふろふき大根なるものを作った。それ以降なんだかんだ彼女を心配してるよ。


．


ひえ……いつのまにかお気に入り登録者数が凄いことに……殿堂入りありがとう御座います……！

不死川実弥　「耳責めをしてから深く接吻しろ」→←時透無一郎　「耳を責めろ」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す