【鬼滅の刃】おい待て落ち着け。【○○しないと出られない部屋】

煉獄杏寿郎　「股ドンしろ」 ページ26

リクエストじゃあ〜！
いつもより甘め(？)になってます。(甘めの定義が分からない作者)

．


もう何度目になるか数えていないこの部屋だが──私は思うことが今、一つあった。


股 ド ン っ て 何 。



「煉獄さん分かりますか」

「い、いや……生憎と俺も分からない……」



ですよねーと枯れた声で笑った。無論この直後にそれを図解にした紙が出てくるのも併せて笑ったのである。本当何なのかなこの部屋。

私はそれを興味深そうに見つめる煉獄さんに多分前のと同じようなヤツなんだろなーと何となく罪悪感を持った。


しかも今回はどちらがどういう体制になるかまで書かれている。無駄な努力だなオイ！



「煉獄さん、ええと……こういうものらしいです」

「……俺の手で君の脳漿を貫けと？」

「ヒエッ……!?」



違います、それは横から見た図なだけです。










「こう、か」

「あー……そっすね」



耳元で囁かれるガチな方のイケヴォに私はそっと目を逸らした。無理無理圧倒的顔の近さ。イケメンかよちくしょう。眼福ですありがとう御座います。

だけどこうも目の前に来られるとちょっと色々とアレなんだよね、



「すまない、A少女」

「いや、あのいいです、いいのでちょっともう喋らないで下さい……」



この体制だと手じゃなくて肘を壁に着くことになる。なので距離が近すぎてもう色々と半端ない、煉獄さん色気が爆発してビッグバン起こしてますとか訳の分からない文章が頭の中をぐるぐると回る。

それとね、煉獄さんかなり背が高めなお方なのでね、身長差が激しい訳じゃん？

でさ、ちょっとさ、煉獄さんの、膝がかなりギリギリっつうかもうあのセーフ寄りのアウトっつうか、



「っひう!?」



一人芝居をやっていたところにいきなり顔面にパイを投げつけられたような気分になった。何を言っているのか分からないだろ私も分からない。

ただ、煉獄さんの膝が、ぐいっと上がって、



「待っ、れんご、くさ、」



ビリビリと、体の中心で電気を通されたような感覚、思わず煉獄さんの隊服を握って、



「ッ離せ！！！！」


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