ミスコン ページ14
二人で再び裏庭のガゼボを目指す。
とはいえ、若干疲れて来たのですこーし早い目くらいの歩きの速度で。
廊下の左側にある教室はとても賑やかで、どこも綺麗にデコレーションがされている。
…占いの館なるもののあるのか、なんて珍しい看板を目にして考えながら、手にあるリストをぺらぺらとめくる。
『お待たせしました。
見て欲しいものって？』
冬木「お疲れ様、篠原さん」
クラス委員長の冬木さんが紙を持ってこちらに小走りでやって来た。
いつもはメガネの彼女も、動くにあたって邪魔なのかここ数日かんはコンタクトなので少し慣れない。
普段ハーフアップにされている髪の毛は、さっきクラスの女子にお団子にされているのを見た。
渡された紙の内容はミスコンとミスターコンについて。
３日目の午前までの投票数でミスとミスター青葉城西を決めるあれだ。
各クラス男女一人づつ出すわけだが…
冬木「そう、篠原さんに出てもらいたいの！」
『えぇ…』
いきなりの話についていけない。
うちのミス＆ミスターコンは推薦制なので、人望がない私はもちろん選ばれるはずがないと思っていたのだ。
それに、番人受けする感じの可愛い女子はいるし…
花園「さっき今年のテーマが解禁されたんだけど、今年はかわいい系統じゃないみたいなの。」
クラス委員と生徒会のチャット画面を冬木さんに見せてもらう。
ふむふむ、今年のテーマは”大人の魅力”と。
『…逆にどうして私が選ばれたのかを聞いても？』
それであれば、冬木さんとか、ひなとか…
それに私は別にステージに立つような柄でもない。
…可愛い服を着るのは確かに、否定をしようもないくらい、好きだけれども。
冬木「クラスの総意よ。
ぜひ、篠原さんに来てもらいたいドレスがあるの。」
うふふ、と微笑んだ冬木さんは、圧倒された私が頷くのを見るや否や、私の名前を紙に記入して何処かへ電話をかけ始めた。
それを見ていた何人かの女子は私を連れて校門まで行き、すでに待機していた黒塗りの車でどこかへ連れて行くのであった。
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あやにゃん(プロフ) - hatajimamomokaさん» momokaさん、コメントありがとうございます♪ 若干話が迷走してはおりますが、最後までお付き合い願えたら光栄です( *´艸`) (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
hatajimamomoka(プロフ) - このお話めっちゃ好きです！更新頑張ってください！ (2020年3月7日 16時) (レス) id: 366eb10de3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやにゃん | 作成日時：2019年11月23日 22時
