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「ねえいつ泊まれる？」
「えーっと、次の土日いいですよ」
「よし、泊まりにおいで」
土曜日の午前中、マホトさんが既に起きているかは知らないが、1日分の荷物を持ち、電車に乗り込んだ。
この調子だと、11時には着きそうだ。
さて、親方さんは起きているのだろうか、予想は起きていない。
一応、移動中にLInEもしてみたが、既読がつかないので確定だ。
コウモリ生活はまだ脱していないらしい。
仲間家の前に立ち、チャイムをならす。
1回、2回、3回とならしても、誰も出てくる気配はない。
全員寝てる説が出てきた。
いや、イヤホンをしていて聞こえないのかもしれない。
誰かが気づいてくれるまで外で待つしかないのか、と思いながら、最後の希望としてドアを押すと、
「えっあいた」
防犯は大丈夫なのか。
失礼しますといいながら靴を脱ぎ、鍵をかけようか迷ったが、心配なのでかけておいた。
まずリビングへと足を運ぶ。
寝てるんだろうなと思っていたので、拍子抜けした。
誰もいない。
自室で寝ているのかもしれないが、大抵リビングで皆寝ているので、出掛けているのか、と自分の中で解決させた。
流石に他人の家に来て、勝手にくつろぐ事もできないので、勇気を出してマホトさんを起こすことにした。
とても疲れているだろうからあまり気は進まないのだが、後で何か奢ればいいだろう。
マホトさんの部屋に向かい、ドアをそっと開ける。
「失礼しまーす…」
予想通り、マホトさんはぐっすり。
初めておこすことに挑戦するので、緊張が半端ない。
心臓破裂しそう。
ゆっくりゆっくり近付いて、そっと布団をめくる。
すると、少しだけ身動ぎをした。
「マホトさーん、Aですー、来ましたー」
「……ん…」
起きなさは流石と言っていいと思う。
何回か名前を呼び続けた。
多分音量も大きくなっていっていたと思う。
「Aですー」
「………へ、A？」
「はい、今日土曜日ですよ、泊まりに来ました」
「あー…」
理解したらしいマホトさんは、先程より目は覚めているはずなのに、もう一度布団に潜り込んだ。
「マホトさん、起きましょ」
「…」
「マホトさん」
「…ぎゅー」
「…えええ」
寝起きのマホトさんは変だ。
酔っ払いの時ほどではないが、変だ。
仕方ないのでぎゅーしたところ、一瞬で布団の中へと引きずり込まれ、抜け出せるほどの力もなく、この後1時間ほど一緒に寝るはめになった。
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りょん(プロフ) - ありがとうございます！リクエストなんですけどしばなんの女性YouTuber運動会のお話書いて欲しいです！よろしくお願いします！ (2020年2月26日 22時) (
レス) id: 8a75743a1a (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - りょんさん» 大丈夫ですよ〜ぜひぜひ！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 73cbae2840 (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - とても面白かったです！更新待ってます！突然なんですがリクエストって受け付けてますか？？ (2020年2月24日 16時) (レス) id: 8a75743a1a (このIDを非表示/違反報告)
あずま(プロフ) - 更新待ってマース！ (2019年5月4日 15時) (レス) id: 40fd5da7d9 (このIDを非表示/違反報告)
まりこ - 更新待ってますー！ (2018年11月20日 17時) (レス) id: b7f5b4cae1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美羽 | 作成日時：2017年11月13日 21時
