観察体11 ページ12
「…嘘でしょ…?」
国「先輩どうかしましたか?」
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だだ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だだ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だっっ!!」
国「先輩!落ち着いて!」
一瞬にして希望が絶望に変わる
とりあえず逃げなきゃ
ダッ…
国「先輩!!」
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
私は何を信じればいいの…?
もう何も信じられない
どこへいこう
屋上になら誰も居ないはずだ
階段をのぼっていく
ガチャ…
鍵が掛かっていなかったため扉はすぐ開いた
屋上の一番端に立って下を見下ろす
バンッ
研「Aっ!!」
なんで研磨がここに!?
スタスタ
研磨がこちらに少しずつ近ずいてくる
「来ないで!!!」
研「どうして?」
「怖い…怖いの…」
目から涙が溢れだす
研「一旦落ち着いて」
「落ち着いてなんていられないよ!!」
研「ちゃんとして!」
「急に皆は白いロボットになっちゃうし、やっと色がある人に出会えたと思ったらなにもなくなっちゃうし」
「もうどうすればいいかわかんないよ!!」
研「大丈夫だよ。そのうち直るきっと直るから!今は落ち着いて…」
「直る直るって直らなかったらどうするの!?私は一人ぼっち誰も居なくなって一人ぼっち
もう研磨の言葉は信じられないよ!!」
研「!?」
「たとえ一番側にいる存在だとしても信頼できる人だとしても大好きな人だとしても!!」
「信じられないの…」
研「意識を確かにして!!」
「何!?私が変なの?私が悪いの?全部私のせいなの?みんなが変なふうになったのも、私が人を信じられなくなったのも…
私のお父さんとお母さんが死んだのも」
研「それは違う!!」
「私が全部悪いんでしょ?なら私の全部捨ててお詫びするよ」
研「…まさか!?」
研「絶対駄目だ!!治療もきっと上手くいく!!Aがいなくなったら…
Aは最後の希望なんだ…」
涙でそう訴えられる
でも私の意思は変わらない
お父さんお母さん今行きます。
みんな今までありがとう。
さようなら
「研磨…こんな私で…
ごめんね」
研「A!!」
そう言って私は屋上から飛び降りた
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作者名:はーさん | 作成日時:2017年1月26日 21時