浮気って…まぁいいけど？

9話 ページ10

『で、なんで協力してくれるの？』


国「え、別になんとなくですけど、」


『ヤサスィ！』


国「面倒くさい事には巻き込まないでくださいね」


『おけー！』


この子は何気に優しい子なのね！そうなのね！


徹は誰と帰ったのかなー、


笹峰？


国「先輩って及川さんとなんでまだ付き合うんですか？」


『え？好きだから？』


国「あ、まだ好きだったんですね、復讐するためだと思ってました」


『私をなんだと？！…まぁでも、そんな気持ちも無くはないかもねー、実際見返してやるとは思ってるし、』


国「あ、及川さん後ろから走ってきますけど、ついでに笹峰さんも、」


『えっ、』


後ろを振り向くとすごい形相の徹とそのだいぶん後ろに笹峰がいた。


笹峰よく付いていけるな、


及「A！なんで国見ちゃんと帰ってるの？！」


『帰りたかったから。』


笹峰「とおるぅまってー！」


及「な、名前で呼ばないで！」


あらー、笹峰かわいそー、


及「帰りたかったって、なんで？」


『だって徹と帰る約束してないし、』


及「ッ！」


笹峰「と、及川先輩はこれからは私と帰りましょうよ、」


及「俺、Aと帰る。」


国「お先失礼しまーす、」


及「国見ちゃん！タイミング！」


それな、


自由な子だなー、


『んじゃ、私も家すぐそこなんで、じゃあねー、あ、徹、笹峰送ってあげなよ、』


及「笹峰ちゃん家真逆なんだけど…」


え、なのに朝迎えに行ってたの？


え、笹峰すご！


私はこれ以上話さないために家の中に入った。


二階に上がって部屋の窓から外の様子を見る、


徹も笹峰もまだいる、


少しだけ窓を開けて声を聞く、


笹峰「A先輩やっぱり徹のこともう好きじゃないんじゃないんですか？！徹は私の事だけ見てよ！…キス、して！！！」


ふざけんな、


まだ好きじゃーーー！


及「…そんなこと、…」


笹峰「なら、いい、」


そう言って笹峰は背伸びをして徹にキスした、


、


なんでよ、


なんで、


私徹のこと好きだよ、


なのに、


私とはキス、


全然しないじゃんか、


もういい、


もう無理、


私さ、我慢したんだよ、


取り返すフリして、強がって、


だけど、


こう何度も見せられると、、


もう無理だよね、









別れる。

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