ド派手な継子 弐

伍拾弐話 置いてけぼり ページ5

善逸side




―――俺、嫌われてんのかな……


普通置いてくか？仲間を道ばたに。説得しない？仲間なら

三人で説得してくれたらさ行くからね、俺だって…



それなのに三人でさ、怖い山の中へすたこらさっさですか。


置き去りにされた俺の気持ちよ。



炭治郎からは恐怖の音が少しした。伊之助も泣き叫ぶ隊士を見て少なからず動揺していた。



「……Aちゃんは恐怖も不安の音もしなかったんだよなぁ。」


選別の時に出会ったべらぼうに顔のいいAちゃん。例えるなら……いや、例えるものがないほど綺麗だ。

そんな彼女は出会った頃から強者特有の音を出していた。一緒にいた蝶の髪飾りの女の子もそれに似ている。


すごい堂々としてて羨ましい……というか結婚して欲しい……



「チュン、チュン！(いじけても仕方ないよ。早く仲間を助けに行かなくちゃ)」

「いいな、お前は気楽で……何にも分かんないよな、人間のことなんて。」



チュンチュンチュンチュン………俺の恐怖なんてこいつにはさっぱりなんだろうなぁ……って



「イデデデデデ!!」



急にチュン太郎が俺の手に噛み付いてきた。すっごい痛いんだけど！？



「お前っ……可愛くないよほんとにそういうとこ!!もうほんと可愛くない！鬼の禰豆子ちゃんがあんなに可愛いのに雀のお前が凶暴じゃ……」








あ"―――――――――！！あいつ!!

禰豆子ちゃん持ってったァ!!


そうだ!!恐怖で気づかなかった!!あいつ……禰豆子ちゃんが入った木箱背負ってたんだ！


「なんで俺の大切な禰豆子ちゃん持ってってんだぁ――――!!!とんでもねぇ炭治郎だ！危ないトコ連れてくな女の子を!!馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!」



というか禰豆子ちゃんにAちゃんって……あいつ両手に花状態じゃねぇか！！



「禰豆子ちゃあん！！」








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いきなりすみません。

少し気になることがありまして……予想以上の低評価の数にびっくりしました。

あまり評価について言っておらずこれは本人の自由なので口出しはしませんでしたが作って早々この評価の低さに悲しかったです。

同情してもらおうとは思っていませんが改善して欲しいところがあるならばコメントどうぞ。

頑張って直して少しでも皆様が満足いくように仕上げたいので。


長文失礼しました。

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