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肆拾壱話 禰豆子 ページ42

「君は確か……選別の時の…」


よく見れば未だに倒れている金髪の彼も選別時の求婚野郎だった。



「鬼殺隊である君が何故鬼を庇う?」

「禰豆子は人を喰ったりしない!」

「だから何?そんな信ぴょう性のない話を初対面の私が信じるとでも?」




随分と平和な頭だ。

鬼を見逃すなんて…師匠に合わせる顔がない。




「禰豆子はもう二年も人を喰ってない!これからも絶対に喰わない!」

「二年……」




彼の話が本当ならば確かにそれは興味深い。だが鬼を狩ってこその鬼殺隊。殺さなければ立派な隊律違反だ。





「んぅ……あ!君は選別の時の美少女!」

「!」


目が覚めた金髪君は起き上がって私を指さす。

そして今の状況を理解したのか彼も一緒に鬼を庇い始める。



「炭治郎は凄い優しい音がするんだ!だから刀をしまってくれ!」

「善逸……」

「音?…なんの事だか分からない。優しくても違反は違反。鬼を庇うなら君たちも粛清対象だよ。」



睨んでも怯まない彼らが純粋に疑問だった。



「君からは憎しみと…怯えの匂いがする!」

「!」

「目の前の事実しか見ないで自己解決をするな!禰豆子は人を今まで喰ってないんだ!」



あぁ、煩い……煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い煩い!!



「だから何!!その鬼が今まで喰ってなかったとしてもこれから先は誰にも分からない!可能性は絶対に零にはならない!」


これから人間に危害を加えるかもしれない敵を見逃す程馬鹿じゃない。


「じゃあ今証明する!」

「何を…!?」

「ちょっ!何してんの!?」



腕を刀で切りつけてバッと差し出す。


鬼なら栄養価が高く肉の柔らかい女の私を放っておかない訳が無い。


「さぁ、喰らいつけ…鬼!」




その本性を私に見せろ!

肆拾弐話 無害な鬼→←肆拾話 鬼遭遇



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ぽてちまる(プロフ) - 夜にコメントしちゃってすみませんでした!!ありがとうございます^ ^これからも楽しく読ませて頂きます!応援してます!! (2020年5月2日 3時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - ぽてちまるさん» 指摘ありがとうございます!恐らくこれで見れるようなったと思います!すみませんm(_ _)m (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - シウさん» 編集遅れました!おそらく見れるようになったと思います…(><) (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
ぽてちまる(プロフ) - 私も見れてないです…(汗)気になる!!^ ^ (2020年5月2日 2時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - イメージ画像が見られません( ; ; ) (2020年4月20日 1時) (レス) id: 4722f65ee6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年11月23日 19時

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